九州各地から米国市場へ
お湯割りや前割り
法制度改正で商機
マンハッタンのパラマウント・クラブで2月24日、本格焼酎と泡盛のプロモーション事業「Shochu Rising The Spirit of Japan 2026」(日本酒造組合中央会主催)が行われ、九州から10社の焼酎メーカーが参加した。
当初、23日の午後に現地のレストラン関係者向けに試飲会が予定されていたが、ニューヨーク市に暴風雪の非常事態宣言が発令されて、24日の午後に延期となり、24日は一般向けとのダブルヘッダーの開催となった。
(写真上)来場者に自社の本格焼酎の説明をする 柳田酒造合名会社代表・柳田正さん(写真右奥)と、落合酒造場の代表取締役社長・落合亮平さん(写真右手前)
2022年6月30日、ニューヨーク州のキャシー・ホウクル知事がニューヨーク州焼酎法改正法案に署名し、同年7月1日よりアルコール度数が24%またはそれ以下の焼酎は「SHOCHU」と表記してソフトリカー・ライセンスでの販売が許可された。ニューヨーク州には、ハードリカー・ライセンスとソフトリカー・ライセンスがあり、このことにより、これまでハードリカー・ライセンスを持つレストランでしか扱えなかった本格焼酎や泡盛がソフトリカー・ライセンスしか持たないレストランでも扱えるようになった。今回のイベントはそのことを受けての、本格焼酎と泡盛のニューヨーク州における州法改正後のプロモーション業務の一環。

24日の昼の部には日本食レストランだけなく、西洋料理やアジア料理も対象に現地のレストラン関係者向けに。夜の部では一般消費者、メディア向けに本格焼酎と泡盛の認知度の向上と販路拡大を目的にセミナーと試飲会を行った。
セミナーでは、宮崎県で焼酎や日本酒の店「國酒松」のオーナーでSAKE DIPLOMAの小松山龍辰さんが焼酎の歴史や製造工程、お湯割りやソーダ割り、ロック、前割りなどの焼酎の美味しい飲み方や焼酎の魅力について講演を行った=写真左=。
宮崎県の柳田酒造合名会社代表・柳田正さんは「アルコール度数を24度にしてソフトリカーとして販売することは最初疑問だったが、24度になったことで輸出の回数も増えた」。落合酒造場の代表取締役社長・落合亮平さんは「当社の生姜の焼酎、利平ジンジャーは米国ではバーで扱ってもらっていて定期的に注文がある」と話した。
参加蔵元は次の10社。
柳田酒造合名会社、株式会社落合酒造場、 薩摩酒造株式会社、大口酒造株式会社、小正醸造株式会社、濵田酒造株式会社、山元酒造株式会社/オガタマ酒造株式会社、 株式会社喜多屋、高橋酒造株式会社、繊月酒造株式会社。 (石黒かおる・写真も)


