ワクチンでドーナツ

文具店では証明書ラミネート無料サービスも

 米ドーナツチェーン「クリスピークリーム」は、3月22日から今年いっぱい(12月31日)まで、新型コロナウイルスのワクチン接種後に手渡される接種カードを持参するとドーナツが1日1個無料でもらえるキャンペーンを開始した。無料ドーナツはクリスピークリームの「オリジナルグレーズド・ドーナツ」で、米国内の各店舗(店頭、もしくはドライブスルー)で実施している。

 さらに26日、ブルックリンのデカルブにあるチーズケーキが有名なレストラン「ジュニアズ」(386 Flatbush Avenue)が、同じくワクチン接種カードの提示でカップケーキサイズの同店オリジナル・チーズケーキを無料提供すると発表。キャンペーンは5月31日(月)のメモリアルデーまで実施される。

 次々と発表される無料サービスにより、ワクチン接種の促進につながると市民から歓迎の声が上がる一方で、肥満は新型コロナウイルスを重症化させるという理由から賛否両論が起きている。ある医師は、米国では肥満で多くの貧困者や脆弱な人々が亡くなっていると指摘している。ステイプルズとオフィスデポはCDC発行のワクチン接種記録カードの無料ラミネートサービスを発表している(今後旅行時などにカードの携帯が必要になることが見込まれるため、破損を防ぐ目的)。