地滑り的大勝利
日米関係にプラス、日本経済活性化に権限
2月8日に投開票が行われた日本の衆院選について、米メディアも相次いで報じた(以下すべて8日付)。
ニューヨーク・タイムズは、「日本の首相が地滑り的勝利、強硬路線への道を開く」とのタイトルで、高市首相は女性初の首相就任からわずか110日で総選挙を実施するという「大きな賭けに出て、その賭けは成功した」とした。有権者は高市首相の経済政策と移民・中国に対する強硬姿勢に圧倒的な支持を寄せたとしている。
(写真上)自民党大勝を報じる9日付NYタイムズ紙
記事では、日本の政党が議席の3分の2以上を獲得したのは戦後初と紹介した上で、近年は手痛い敗北を重ね、国会の両院で少数派という異例の立場に立たされてきた自民党にとって「驚くべき運命の逆転だ」と報じている。これにより高市首相は防衛や社会問題に関して保守的な政策を実行し、国際舞台での立場を強化する道が開かれたとした。
ウォール・ストリート・ジャーナルも「選挙の賭けで、地滑り的勝利を収めた」と速報し、「米国との関係を深め、日本経済を活性化させるという強い権限を与えられた」とし「防衛と産業政策への支出を増やすことができるようになる」とした。
勝利の要因については、ワシントン・ポストは、選挙は日本初の女性首相である高市氏に対する若い有権者から熱烈な支持によって推進され、同氏の「日本第一主義」の姿勢に対する強い関心を裏付けるものだ、と報じた。AP通信は、10月に日本初の女性リーダーとして就任した高市氏は「『仕事、仕事、仕事』と語り、遊び心と厳しさの両方を兼ね備えたスタイルで、これまで政治に興味がなかったという若い世代のファンの共感を呼んだ」と指摘。野党は、「あまりにも分裂しており、真の挑戦者とはなり得なかった」と報じた。
トランプ大統領が高市首相を支持したことはニューヨーク・タイムズはじめ多くの米メディアが触れた。投票前の5日にトランプ大統領が、高市首相を「強く、力強く、懸命な指導者」として「全面的な支持」をトゥルース・ソーシャルに投稿、高市首相がこれに感謝し、日米同盟の「可能性は無限」とXに投稿した。
衆院選をめぐっては、フォックス・ニュースの番組「サンデー・モーニング・フューチャーズ」で8日、ベッセント米財務長官が「高市首相は素晴らしい同盟者であり、大統領とも素晴らしい関係を築いている。日本が強くなれば、米国もアジアで強くなる」と述べたことも注目を集め、ロイターなどが報じた。

