人間とクルマの関係

工業製品としての美

NY近代美術館で展示スタート

 人間と自動車の関係をテーマにした展覧会「オートマニア(Automania)」が、ニューヨーク近代美術館(MoMA、西53丁目11番地)で4日からスタートした。展示タイトルは、イギリスのアニメーションチーム、ハラス&バチェラーが製作した同名アニメに由来している。同展についてモマは「現代の工業製品、革新的な輸送手段とスタイルアイコンとして、さらに死亡事故、車のあふれる環境、石油時代における環境災害の原因となった自動車を検証する」としている。

 スカルプチャーガーデンのビンテージカー展示(10月10日まで)と、館内3階ギャラリーでの資料展示(来年1月2日まで)で公開中。

名車が並ぶMoMA展
時代を象徴する個性的な自動車

 スカルプチャーガーデンのビンテージカー展示(10月10日まで)と、館内3階ギャラリーでの資料展示(来年1月2日まで)の2パートで公開展示されている。1973年に製造されたシトロエンDS=写真左=、エアストリームのトレーラーであるバンビ、50年代のジープ=写真右=など9台のビンテージカーのほか、ギャラリーではジャガーEタイプの実物やフォードやゼネラルモーターズのビンテージフィルム、コマーシャル、ポスター、世界中から集められた交通標識などを見ることができる。

 入場料は一般25ドル、シニア18ドル、学生14ドル、16歳以下・モマ会員は無料。チケット・詳細はウェブサイトhttps://www.moma.org/を参照する。