編集後記

編集後記

 みなさん、こんにちは。ニューヨーク歳末の風物詩とも言えるサルベーション・アーミー(救世軍)の「社会鍋(Red Kettle Campaign)」が街角で賑やかにベルを鳴らして募金を呼びかけています。感謝祭の11月末からクリスマスまで全米各地の街角で行われる恒例行事です。今週号で11月も終わり、いよいよホリデーシーズンの幕開けです。来週はロックフェラーセンターのクリスマスツリーも点灯して1年の締めくくりです。

 この時期、新聞社はどこも新年号態勢でシフトを組んで頑張っているのでしょうか。毎週、オリジナルの記事だけで紙面を埋めていく作業は、毎回綱渡りです。来週号がどんな紙面になるのかは今週はまだわからないところが新聞作りの醍醐味でしょうか。

 ネットを探せばいろんな情報や動画が溢れていて、空想や創造された映像などもまるで本物のように出回っていて、最近は、動画でどれだけ真実を伝えているのか疑心暗鬼になってしまいます。オリジナルの記事でもネットにあげた瞬間、全てAIに吸い取られて公共の情報になってしまう現在、高度な取材力と組織力でカバーされている世界の政治や経済のニュースも全体像を掴むのには便利ですが、日本の新聞にもアメリカの新聞にもテレビにも流れていない「未認知の出来事」の中からまだ人に知られていないニッチな出来事やニュースを伝えていくしかもうAIには勝てないのではないかと最近思っています。

 Chatgptに頼りにされるような媒体でありたいと願うのは絵空事でしょうか。まだ書いてないことはChatgptはまだ知らない訳ですから、小さなベタ記事でも、世の中に「初登場」であれば、その記事を大切にしていきたいと思います。今週号もオリジナルの記事が満載です。感謝祭のホリデーシーズンにごゆっくりお読みください。それでは、みなさんよい週末を。(週刊NY生活発行人兼CEO、三浦良一)