10_11_2025 編集後記

 編集後記

  みなさん、こんにちは。連邦政府の閉鎖が続いています。全米の国立公園や観光施設でも影響が広がっています。原則として公園は開園を継続するが、職員の約3分の2が一時帰休となり、ビジターセンターやトイレ清掃、入園料徴収などの業務が停止または縮小されているとのことです。安全管理や山火事監視などの最低限の機能は維持されるものの、地域によって対応が異なり、旅行者は、どこの施設が開いているのか、閉まっているのかなかなか詳しい情報がなく、不確実な状況に直面しているようです。

 米国立公園局が管理及び運営する自由の女神とエリス島だけは、ニューヨーク州が費用を拠出し、閉鎖期間中も引き続き開園されることになっていることはまだあまり周知されていないようです。私も「立ち入り禁止」のサインでも出ているのかとマンハッタンのバッテリーパークに写真を撮りに行ったところ、自由の女神の島とエリス島行きフェリーチケット売り場に人はほとんど誰もいないのですが、窓口は開いて係の人も中に座っていました。「島にはボートは20分おきに出ていますよ。値段は1人25ドル50セントです」とのことなので、ガラガラのボートに乗って女神の島へ船に揺られること20分。「自由の女神も閉鎖されていると聞いていたので、ダメもとで来てみたら船が動いているのを知って乗りました。ラッキー」という列の前に並んで乗船した親子が笑顔で写真を撮影していました。

もちろん、無料のスタッテンアイランドフェリーで自由の女神の真正面を素通りするのもいいですが、上陸したい人はいけますよ、ただし、胴体の中と頭部王冠内の展望台は閉鎖されています。それでは、みなさんよい週末を。(週刊NY生活発行人兼CEO、三浦良一)