プロジェクト弁当、土用丑の日

JAA主催

シニアに200食
ジャパン・ソサエティーも協力

 7月30日、NY日系人会(JAA)敬老会が毎年開催している「土用の丑の日敬老会」の代わりに、プロジェクト弁当として200個の鰻弁当の配達を行った。プロジェクト弁当は、コロナ禍で自宅待機となったシニアのために好田レストラン・グループ(サンライズ・マート等経営)らの提案で委員会を立ち上げ発足、5月から毎週配達をしていたもの(フェーズ3または4となった7月からは2週間に一度)。

 今回の鰻弁当にはジャパン・ソサエティー(JS)のジョシュア・W・ウオーカー理事長が賛同し、同理事長からのメッセージ、伊藤園のお茶、ボランティアが作成したマスクをBentOn(べんとおん)の鰻弁当とともにボランティアが配達した。配達後、数多くのEメールによる感謝のメッセージがJAAに届けられた。プロジェクト弁当に参加したレストラン・食料提供は、サンライズ・マート、BentOn、伊藤園ノースアメリカ、ダイエイ、NY総領事館、JS、別荘、和参、シェフ町田勝利、Takumen LIC、ライス・ファクトリー)。

 ニューヨーク日系人会の野田美知代事務局長は「ニューヨーク市に住む日本人、日系人が初めて協力して発足したプロジェクトです。参加しているボランティアは職種も所属団体も違いますが、コミュニティのシニアやヘルプを必要としている人々への支援が今必要と思い、60人以上のボランティアが志願し、集まりました」と話す。

 5月4日に始めたプロジェクト弁当は、7月30日で11週間目。これまで約2000個の弁当をデリバリーした。そして、サンライズ・マートギフト券を、50枚(家族・個人)をコロナ危機で経済的に困っている人にプレゼントした。(写真提供・NY日系人会/撮影・ケーシー谷口さん)