アメリカ社会はコロナ禍からほぼ脱したと言える一方で、アジア系へのヘイト暴力は依然として発生が続いている。5月上旬には、日本国ニューヨーク総領事館から地下鉄における安全対策の「注意喚起」がされたが、3月から4月までの短い […]
カテゴリー: あめりか時評閑話休題
日本のカイシャ改革は4月の行事見直しから
日本の文化には四季の移り変わりを楽しむ習慣が濃厚にある。まずは花鳥風月を愛でることに始まり、祭礼などの行事、四季折々の食文化があり、季語を詠み込む俳句という文学まである。こうした季節感は大いに結構と思うが、教育やビジネ […]
問題だらけのアメリカ鉄道事情
ロングアイランド鉄道では、連日大幅な遅延と駅構内の混乱が続いている。原因は、110億ドルを投じて完成した新線、グランドセントラル・マディソン線が開通したことだ。従来、マンハッタン島におけるLIRRのターミナルは、ペン駅 […]
引き続き「円安」で本当に良いのか?
外国為替に関しては予想は概して外れることが多く「一寸先は闇」と考えておくのが正しい。そんな中で、2月10日に発表になると言われていた、日本銀行の人事が明らかとなってきた。黒田東彦総裁の退任が既定路線となる中で、後継は雨 […]
人材の再配置が必要な日本
静岡県の私立保育園で保育士が園児を宙づりにしたりナイフで脅すなどしていた事件では、保育士3人が暴行容疑で逮捕された。これで保育園内部の虐待疑惑は、暴行事件へと進展した。事件を隠蔽した保育園、対応の遅かった市当局も批判を […]
デサントスによる共和党正常化は可能か?
今回の中間選挙では、夏までに行われていた共和党の予備選では、トランプ前大統領が推薦する候補が圧倒的な強さを見せていた。つまり、共和党の現職である議員や知事、あるいは穏健派の候補に対して、トランプ派の候補がどんどん統一候 […]
日本の歴代政権が脆弱なのは「選挙が多すぎる」から
新たな総理大臣が誕生しても、1年も経つと支持率が低下しやがて交代に追い込まれる。こうした現象は昭和の末期、福田赳夫政権の頃から延々と続いている。例外は、中曽根、小泉、安倍(第二次)だけで、その他はほぼ全ての政権が似たよ […]
満員の球場に感じたニューヨーク復興の手応え
3年間我慢していたが、8月末から9月初めにかけて野球見物を再開、短期間にヤンキースとメッツの主催ゲームを観戦する機会を得た。まずヤンキースタジアムに足を踏み入れた時は、豪雨の影響で着いた時には3回表までゲームが進んでい […]
岸田総理には「ニューヨーカー宣言」を期待
8月1日に、岸田総理はニューヨークの国連本部で行われたNPT(核拡散防止条約)再検討会議で演説を行った。懸案となっている核禁条約へのオブザーバー参加の可能性について言及しなかったのは不満が残るが、被爆国として核廃絶を主 […]
今回の「鎖国」、その影響と今後の教訓
6月10日より、まだ規模を限定してではあるが外国人のインバウンド観光が再開された。この間、約2年3か月にわたって続いてきた「鎖国」がようやく終わろうとしている。この「鎖国」の影響は政治経済、そして文化や社会においてジワ […]
入国審査アプリの運用で心配な日本のDX
この5月に久しぶりの一時帰国をしてきた。簡素化されていたとはいえ、入国の諸手続きはやはり複雑であった。中でも現時点でしっかり確認しておきたいのは、入国審査におけるデジタルの利用についてである。本稿の時点でもそうだと思わ […]
「在外邦人の声を一括して国会へ届ける方法」
今年は日本の参議院選挙があり、在外選挙も行われる。今回の選挙にあたっては、以前とは全く意味が違っていることを感じる。以前の在外選挙というのは、いわば在外の観点から日本の国政に関して選択を行なって母国に貢献するという性格 […]