新幹線の旅を楽しもう 日本の時間とマナー 暑さ寒さも彼岸まで 週刊やさしいにほんご生活

この連載は、日本語を勉強している人を読者対象としたコーナーです。日本文化やマナー、タイムリーな日本に関する話題などを簡単な日本語で毎月第3週号に掲載します。アメリカ人の友人などにご案内ください。また、漢字をまだ習っていないお子様にとっても社会を知り、漢字に接するよい機会になります。


新幹線の旅を楽しもう

日本の時間とマナー

  日本へ来た外国の方が、楽しみにしている乗り物の一つが新幹線です。新幹線はとても速く、時間も正確です。また、車内もとても清潔です。東京駅などでは清掃スタッフが短い時間で車内を完全にきれいに掃除します。これは「7分間の奇跡」と呼ばれることもあります。仕事の前後にお辞儀をする姿にも日本らしさを感じられます。

 座席は向きを変えることができます。向かい合わせに座って駅で販売している「駅弁」やビールを買って楽しむ姿も見られます。快適で楽しい車内ですが、静かに過ごすことが大切なマナーです。周りの人を思いやる心も、新幹線には乗っているのです。

(長久保美奈、マナー講師)

わくわくことわざ(19)
文とイラスト 平田恵子

暑さ寒さも彼岸まで


 冬の厳しい寒さも3月のお彼岸(春分の日を含む7日間)を境に、暖かくなっていくもの。季節の変わり目を伝えると同時に、厳しい気候を苦難に例えて「これを乗り切れば、ラクになる」という精神的な支えになる言葉です。「今の苦しさはいつまでも続かないよ。あと少し! 暑さ寒さも彼岸までだ」などと使います。なお、彼岸とは仏教で「この世とあの世の間に流れる川の向こう側」、つまり先祖がいる極楽浄土です。日本では、春と秋のお彼岸に家族で墓参りに行くことが年中行事になっています。


《言葉の意味(ことばのいみ)》

・正確(せいかく): punctual / accurate

・清潔(せいけつ): clean

・掃除(そうじ) :cleaning

・奇跡(きせき): miracle

・お辞儀(お=じぎ) :bow

・座席(ざせき) :seat

・駅弁(えきべん): boxed meal sold at train stations/Shinkansen onboard bento box

・お彼岸(お=ひがん):  equinoctial week

・春分の日(しゅんぶん=の=ひ):spring equinox day

・極楽浄土(ごくらくじょうど):Buddhist Paradise、Pure land

・この世とあの世(この=よとあの=よ):This world, the next world

・墓参り(はかまい=り):Visiting a grave. Ohigan is a time to honor our ancestors and visit their graves

・「暑さ寒さも彼岸まで」の直訳的英語 :Summer heat or winter cold doesn’t last after the equinox.