日本のトイレを楽しもう 二兎追うものは一兎をも得ず 週刊やさしいにほんご生活

この連載は、日本語を勉強している人を読者対象としたコーナーです。日本文化やマナー、タイムリーな日本に関する話題などを簡単な日本語で毎月第3週号に掲載します。アメリカ人の友人などにご案内ください。また、漢字をまだ習っていないお子様にとっても社会を知り、漢字に接するよい機会になります。


日本のトイレを楽しもう


 日本のトイレは、とても清潔です。

 駅や公園でも、ていねいに掃除されています。「ホテルのようだ」と驚く人もいます。また、高い技術があります。あたたかくなる便座、ウォシュレット、自動で開くふた、自動で流れる水などです。使用中の音に配慮する流水音のボタンも一般的です。世界的に有名なTOTOは、日本の代表的なメーカーです。また、日本ではトイレを綺麗に使うことも大切なマナーです。

 次の人のために、水をきちんと流し、トイレを汚さないように小さな頃からしつけられます。綺麗で心地よく使える空間を、みんなで守っています。日本の文化と技術が見える場所です。

(長久保美奈、マナー講師)

わくわくことわざ(18)
文とイラスト 平田恵子

二兎追うものは一兎をも得ず

 「欲ばって二つのことを同時にやろうとすれば、結局はどちらも成功しない」という教訓です。「兎」の漢字は訓読みでは「うさぎ」、音読みでは「と」になります。跳躍力ある大きな後足であちこちに飛び跳ねるうさぎを2匹一度に捕まえようとしても、それは無理な話。そのような状況から、何かの目標を立てるときには、優先順位と集中が大切であることを伝えています。「2冊のミステリー小説を同時に読み始めたら、混乱しちゃったよ。巧妙なトリックを見破って真犯人を追い詰めたいならまずは一冊に全神経を注ぐべきだったね」などと使えます。


《言葉の意味(ことばのいみ)》

・清潔(せいけつ) clean 

・掃除(そうじ) cleaning

・技術(ぎじゅつ)technology

・便座(べんざ) toilet seat

・自動(じどう) automatic

・配慮(はいりょ) consideration

・流水音(りゅうすいおん)sound of running water

・一般的(いっぱんてき)  widely used

・代表的(だいひょうてき)representative 

・メーカー manufacturer

・欲ばる(よく=ばる): Be greedy get too greedy 

・訓読み(くんよ=み):Native Japanese-derived reading

・音読み(おんよ=み):Chinese-derived reading

・「二兎追うものは一兎をも得ず」の元になった英語のことわざ :If you chase two rabbits, you will catch neither.