美味しさまるごと カーボン・ポット

カーボン・ポットでの料理を説明するコルトンさん(左)と穴織カーボン株式会社の西村太一課長

NYのWAZAで実演説明会

 1962年にモーター用カーボンブラシ製造会社として創業した穴織カーボン株式会社(本社大阪府茨木市)が、20年以上前から調理器具を生産している。大手家電メーカーと共同開発した炭釜は、高級炊飯器の草分としてヒット商品となった。カーボンポットは、純度99・9%のカーボングラファイト(炭)を削り出したもので、高い熱伝導性と遠赤外線効果に加えて密閉性肉圧構造により料理を美味しく調理することができる。炊飯、煮炊きもの、無水調理、焼き物、オーブンなど様々な料理が本格的な味に仕上がり、そのままテーブルに出しても美しいデザインだ。
 7日午後、ノリータ地区にある和技WAZAショップ(スプリング通り33番地)で料理研究家のヒデコ・コルトンさんが、このポットを使ったトリュフ風味の鶏釜飯を実演調理した。鶏肉が柔らかくジューシーな味わいに「味のエッセンスが凝縮されていて美味しい」と会場から驚きの声があがった。実演に使ったポットは販売価格1200ドル。小型から大きなボリュームのある鍋数種類が同店で販売されている。