司法試験に合格しました

小室さん晴れて弁護士へ

顔写真も公開し新たなステップ

 秋篠宮家の長女・眞子さんと昨年結婚した小室圭さんがニューヨークの司法試験に3度目の挑戦で合格を手にした。今回受験した試験には9609人が受験し、合格率は66%で、小室さんのような再受験での合格率は23%だった。今後は弁護士登録の申請書を提出して面接を受け、新規登録者が全員出席する宣誓式で晴れて弁護士としてスタートをきることになる。正式に弁護士の肩書がつくのは、半年ほど先になる見込みだ。

 発表の数日前に、小室さんが勤務するニューヨーク市内の弁護士事務所のホームページが更新され、これまで、最初は顔写真なしの空白状態だったのがラフなシャツ姿となり、今回はパリとしたスーツ姿で笑顔の小室さんの写真が掲載された=写真上=。現在の肩書は法務助手となっている。

 合格直後、小室さんが日本でパラリーガルとして勤務していた弁護士事務所に合格の一報を本人が入れている。日本側の各種報道によるとその際に「今回は合格しました。弁護士の仲間入りができて本当に嬉しいです。今回合格できたのも先生のおかげです。今後は、弁護士として研鑽を積んで行きたいと思います。ありがとうございました」とお礼を述べたという。

 同じく日本での報道では、宮内庁関係者の話として秋篠宮ご夫妻について「ほっとされていると思う」と話していたという。

 海外の論調としては、故ケネディ大統領の御曹司JFKジュニアも3度目の挑戦で合格を手にした例を挙げて「Third time lucky!」(三度目の正直)で「これまで批判してきた中傷者へ一矢を報いた」(英紙デイリーメール)や「合格したことでニューヨークでの生活がグッと向上するだろう」(AP通信)などの合格を祝福する論調となっている。

 今回の合格発表は、23日に31歳の誕生日を迎えた眞子さんにとっては最高のプレゼントとなったはず。26日は初めての結婚記念日でもあった。11月14日で、小室夫妻がニューヨークに到着して1年を迎えるが、この間、眞子さんはメトロポリタン美術館で日本古美術のリサーチをして展示作品の解説文を書くなど、日本で博物館学を学んだ経験を生かして社会との接点を持っている。小室さんの司法試験合格で、2人のニューヨーク生活も新たなステップを踏み出すことになりそうだ。

1年前にJFK国際空港に到着した小室さん夫妻

 生活の不安材料は治安 

 今後の生活での不安材料は治安。小室夫妻が住むウエストサイドのヘルズキッチンと呼ばれるエリアは、新しいビルも建ちはじめて安全になってきてはいるが、銃規制が再開したヘルズキッチンにありながら自宅の通りが指定区域から外れているため銃規制が緩いこと。ニューヨーク市警(NYPD)が発表した今年上半期の犯罪統計によるとアジア系へのヘイトクライム(増悪犯罪)数は30件で、増悪犯罪全体123件の24%を占めた。強盗や押し入りが30%以上増加した。交通機関での犯罪も昨年8月の149件から178件に約20%増加。憎悪犯罪も昨年同月の39件から55件へと41%増加。依然として治安は改善されていない。