セバスチャン増田氏がリプロデュース
ニューヨークでカジュアルに東京を感じられる場所にしようと食文化だけでなく、アートや音楽も取り入れた東京カルチャーを身近に体感できる新たなカルチュアル・ハブスポットTOKIODELIC (トキオデリック、ラファイエット通り177番地)が18日リニューアルオープンした。プロデュースするのは、ニューヨーク在住で世界にカワイイ文化を発信したセバスチャン増田氏=写真右=。
提案するのは、「東京カフェ&バー」という日本の喫茶文化だ。プリンアラモードや抹茶ラテ、コーヒーゼリーフロートに加え、おにぎりサンド、唐揚げ、オムライスなど喫茶店メニューをラインナップしている。「ケチャップを使ったパスタなんか作ったことないって、こっちのシェフから最初すごく抵抗があったんですけど、いやいや、これが、東京の喫茶店のナポリタンなんだよ、って理解してもらうのに苦労しました」と増田さんは語る。3年前にポップな寿司店「スシデリック」をオープンして分かったことは「アメリカ人の若い人って、寿司の食べ方知らないんですよ。ロールくらいしか食べたことなくって。そして分かったのは、寿司はアペタイザーなんですね。私たち日本人なら、回転寿司入って、いきなり寿司ばっかり食べるじゃないですか、それならもっと東京を感じられる喫茶店メニューで行こうと」。メニューはオムライス(15ドル)、ナポリタン(16ドル)、カツカレー皿(18ドル)などNYでは「懐かしの東京テイスト」が並ぶ。15ドルセットも「物価上昇が続くニューヨークの街で、日常の中にちょっとした豊かさと東京の彩りを届けたい」という増田さんの想いから誕生した。日本人女性グループは「オムライス美味しいです!」と喜んでいた。

