第27回参議院選挙の在外選挙の在外公館投票が、ニューヨーク日本総領事館(パーク街299番地、48丁目と49丁目の間)で7月4日から13日(日)まで実施されている。在外公館投票は平日・週末・祝日共に関係なく行われる。投票時間は、午前9時30分から午後5時まで。投票のための予約手続きはいらない。投票に必要はものは「在外選挙人証」、「パスポート等の写真付き身分証明書(例・米国の自動車運転免許証など)」。日本の投票日となる20日までに全世界の在外公館で投票された票が日本全国の選挙管理委員会に届けられる。今回の参院選では、総議席248の半数124議席と東京で出た欠員1人を加えた125議席が選挙対象となる。主な争点は、日本国内における物価高対策、給付の実施、消費税率の引下げや廃止、コメの価格高騰対策、企業・団体献金の扱い、選択的夫婦別姓、少子化対策、年金など社会保障政策など。
「日本を動かすのは政治家」
「日本の家族や親の生活が心配」
NY有権者の声

今回、昨年の衆院選に続いて2度目の在外投票をするという京都出身の滞米1年半の30代の男性は、「投票したから自分に直接的にどういう影響があるのかは分からないが、日本には残してきている家族や親が住んでいるので、物価高や米の価格なども海外にいても気になる。少しでも日本の家族の暮らしが良くなればという思いで投票にきた」という。また、ある60代男性は「2人いる子供たちがアメリカ生まれアメリカ育ちで、アメリカの投票に行きなさいと言っている手前、親として自分も投票しないといけないという思いで投票した」とウーバーで呼んだ車に乗って投票所を後にした。また、40代のある女性投票者は「このままだと日本は危険だと思ったので来ました。日本の国を動かすのは政治家じゃないですか。海外からできることは投票するしかないので来ました」と話した。
13日まで公館投票
候補者情報事前の確認を

有権者に説明する受付係(4日午前9時45分、NY日本総領事館で、本紙撮影)
第27回参議院選挙の在外選挙の在外公館投票が、ニューヨーク日本総領事館(パーク街299番地、48丁目と49丁目の間)で7月4日から13日(日)まで実施されている(1面に記事)。在外公館投票は平日・週末・祝日共に関係なく行われる。投票時間は、午前9時30分から午後5時まで。投票のための予約手続きはいらない。
建物一階受付で在外選挙に来たことを係員に告げると、案内係が来て18階に設置された「在外公館投票記載場所」に通され、手前のデスクで「在外選挙認証」と身分証明書の提示を求められ、投票用紙申請書を渡される。中の受付に行き、そこで投票用紙と封筒を渡され、立候補者名簿のある記載台で投票後、立会人の署名を得て投票箱に入れられて投票は完了する。受け付けから投票が完了するまで10分もかからない。
日本国内の選挙区別に分けられて記載された立候補者名簿には、所属政党と名前しか記載されていないので、その場で公約や顔写真などを見ることはできない。投票者は、あらかじめ、オンラインなどで各自該当選挙区の立候補者の公約などを読んで判断し、誰に投票するかを決めて行かないと戸惑いかねない。特に在外選挙は公職選挙法に基づくテレビ・ラジオの政見放送番組も、看板もなく、日本の公示日翌日からいきなり投票が始まるため、どんな立候補者が出ているのかを予めよく自発的に研究しておくことが、有権者側の責任として求められている点が国内と大きく異なる。
今回の参院選では、総議席248の半数124議席と東京で出た欠員1人を加えた125議席が選挙対象となる。選挙区の総数は日本全国で45。このうち、鳥取と島根、徳島と高知が合区となる。1人区は32。選挙区は75あり、立候補予定者は311人となっている。比例区は50で立候補予定は137人。立候補予定は選挙区・比例代表合わせて計448人で前回の参院選比97人減。今回の参院選の主な争点は、日本国内における物価高対策、給付の実施、消費税率の引下げや廃止、コメの価格高騰対策、企業・団体献金の扱い、選択的夫婦別姓、少子化対策、年金など社会保障政策など。
今回の在外公館等投票は、1999年(平成11年)の制度導入から18回目となり、232の在外公館等において実施される。在外公館等投票の締切日は、在外公館ごとに定められており、総務省より告示されている。在外公館投票により受け付けた投票用紙は、在外公館投票締切り後、国内投票期日(7月20日)の投票所閉鎖時刻(原則として午後8時)までに国内の各市区町村選挙管理委員会に届くように郵送される。
在外選挙における投票方法には、次の3つがある。 (1)在外公館等投票(海外の日本大使館、総領事館、領事事務所等に出向いて、「在外選挙人証」と「旅券」等の身分証明書を提示して投票する方法)(2)郵便等投票(在外公館等を経由せず、登録先の国内市区町村選挙管理委員会に対して投票用紙等の交付請求を行い、公示日の翌日以降投票用紙に記入して、再び登録先の選挙管理委員会へ郵送して投票する方法)(3)日本国内における投票(一時帰国等の際、または転入届提出後3か月以内であって選挙人名簿に登録されるまでの間、在外選挙人証を提示して、国内の一般の選挙人と同様に国内の投票方法を利用して投票する方法)。
立候補者情報満載 選挙ドットコムで
今回の参議院議員選挙の動向は「選挙ドットコム」(https://sangiin.go2senkyo.com/2025)を検索すると自分の選挙区の立候補者、選挙区別候補者一覧、比例代表候補者一覧、政党別候補者一覧があり、年齢、職業、顔写真、選挙公約を見ることができる。政策の比較ができ、参院選特集動画を見ることでより具体的な情報が入手できる。在外選挙有権者にとっては、知りたいことが掲載されているので、投票所に出向く前に見ておくと便利だ。

