NY岩手県人会 大船渡市へ義援金

 ニューヨーク岩手県人会は6日、2月に発生した山林火災により甚大な被害を受けた岩手県大船渡市に義援金48万円を寄付した。同会会員で大船渡市出身の西村純氏が市役所を訪れ、義援金を渕上清市長に手渡した。

 同市の火災は、その規模の大きさのため、新聞やニュースなどで世界的にも広く報道された。同会では、ニューヨーク日系人会やほくほく会(東北6県と北海道で構成される会)、合同県人会などの団体の協力を得て寄付を呼びかけ、東日本大震災追悼式の会場やオンラインなどで募金活動を実施した。5月までに3281ドルが集まり、日本円に換算し48万円を災害義援金として同市に贈った。

 渕上清市長は「遠いニューヨークから心温まる義援金をいただき、被災者の皆さまを代表し心からお礼申し上げます。被災に遭われた市民のため、大切に活用させていただきます」と感謝の言葉を述べた。 

(写真)NY岩手県人会の西村純氏から義援金を受け取る渕上大船渡市長(右)