白昼の銃撃事件多発

市内で1日8件、治安悪化止まらない

 16日、ブルックリンやブロンクスなどで8件もの銃撃事件が相次いで発生、合計9人が撃たれ、うち女性一人が死亡した。ほとんどが白昼に起きており、市の治安悪化を如実に示す一日となった。

 最初の銃撃は、サウスブロンクスの東137丁目360番地にある公営住宅ミッチェル・ハウスで正午頃に発生。何者かに20歳の男性が右脚を銃で撃たれ病院に運ばれた。男性はギャングメンバーだという。約1時間後、ブルックリンのベッドフォード・スタイブザントのプラスキー通り445番地で、女性が複数回、銃で撃たれ死亡した。一緒にいた63歳の男性も背中を撃たれたが命は取り留めた。47歳の容疑者が逮捕されている。同じ頃、ブロンクスのブルックナー・ブルーバード1725番地の公営住宅ソトメイアー・ハウスで21歳の男性が何者かに銃撃され病院に運ばれた。

 午後2時45分頃にはアッパーマンハッタンの西142丁目とエッジコーム・アベニューの交差点で、23歳の男性が銃で撃たれ病院に運ばれた。撃たれた男性によれば、撃ったのはスクーターに乗った男性3人という。クイーンズでも午後2時48分頃、12番通り35-27番地にある公営住宅レイブンウッド・ハウスで33歳の男性が歩いていたところ左耳を撃たれた。

 午後6時前にはブロンクスのパーク・アベニュー3125番地にある公営住宅モッリサニア・ハウスで男性一人が銃撃された。6時45分頃、ブルックリンのイーストニューヨーク、エガン通り近くのエルトン通り1152番地の路上で43歳の男性が銃撃され病院に搬送された。午後7時過ぎにはウェールズ・アベニュー943番地にあるデリカテッセン前の路上で28歳の男性が左足を銃で撃たれた。ブルックリンで銃撃された女性一人を除き、ほかは命に別状はない。8件の事件のうち容疑者が逮捕されたのは16日時点で1件のみとなっている。市内では、地下鉄駅構内での市民襲撃や銃撃、アジア系への憎悪犯罪に歯止めがかからない状態が続いている。