セントラルパークでラジオ体操

新緑の薫風と音楽を浴びて!

毎週土曜日午前9時スタート「今週末参加しませんか」

高田さん

 土曜日の午前9時。新緑のセントラルパーク。五番街に近い67丁目近くの公園内でNHKラジオ体操第一のあの軽やかなピアノの音が木漏れ日に乗って流れ始めた。日本人男女が30人あまり、アメリカ人もラジオ体操の音楽に合わせて体を動かしている。

 きっかけは、今年の3月、ニューヨークで理学療法クリニックの医院長を務める高田洋平さん(44)の呼びかけで近郊在住の日本人たちが集まってラジオ体操を始めたこと。春から姉妹で参加しているという満仲桂子さんは「以前は家でテレビジャパンのラジオ体操をしていましたけど、ここで実際に人と会って朝の空気を吸いながら体を動かすのはとっても気持ちがいいです」と話す。

 中盤以降英語版の伴奏を担当するのは、NY総領事の山野内勘二大使率いるラジオ体操@セントラルパーク・スペシャルバンド。

 主催する高田さんは「今多くの人に一番大切なのはパッと思いついた時にパッとできる手軽な運動、そして外に出るキッカケ作りです。私はラジオ体操は日本の誇る文化だと思っています。音楽を聴いたら体が反応して全身運動ができてしまう。ニューヨーカーをより健康にしたいという思いから今回の活動を始めました」と話している。誰でも参加大歓迎。取材当日の動画はこちらから。