邦人女性が殺人未遂

大学の同僚女性の顔を殴り刺す

 マサチューセッツ州マウント・ホリヨーク大学の芸術教授、八柳里枝(はちやなぎ・さとえ)容疑者(48歳)=写真=が12月23日夜、同州レベレット町に住む同大の同僚女性(60歳)の家に無断で入り込み、石、植木用バサミ、暖炉用器具などで顔に危害を加えたと、警察が発表した。
 地元紙デイリー・ハンプシャー・ガゼットの報道によると、八柳容疑者はその同日深夜(24日未明)に911に電話、警察は容疑者と血まみれになった瀕死の同僚を発見した。八柳容疑者は警察に「侵入者」の説を主張、血みどろの自分の服は怪我をした被害者を抱いていたためと警察に説明したが、警察は病院で被害者から事情聴取した結果、加害者が八柳容疑者と分かった。被害者は八柳容疑者が「何年もの間、愛していたのに分かって欲しかった」と言われたと、警察の調書にある。23日夜に招かれてもいない被害者の家に入ったのは「自分の気持ちを伝えたかったため」だとも、警察で述べている。 被害者女性は突然、八柳容疑者から「ずっと前からあなたのことを愛していた」と告白を受けた。女性は「受け入れることができないと伝えると直後に石や暖炉の火かき棒や植木ばさみを掴んで女性に殴りかかったという。女性は「思いは報われないこともない」ことを伝えると攻撃の手を止め、落ち着きを見せたという。怪我は何者かに襲われたことにして警察に通報し、救急車を呼ぶことにしたが、病院到着後に女性が八柳容疑者が犯人だと告げ、その日のうちに殺人・武装未遂容疑で逮捕された。来月4日にオレンジ地方裁判所で聴聞会が開催。