日本語教育に貢献
外務省は去る昨年8月28日、令和7年度外務大臣表彰の受賞者を発表し、ニューヨークでは、団体としてニューヨーク私立大学ハンター校日本語・日本文化科が受賞した。その伝達式が12月12日、ニューヨーク総領事大使公邸で行われ、片平聡大使から同大学日本語・日本文化科長のアレックス・ローガルズ氏に受賞正式発表時の担当大臣である岩屋外相名の表彰状が手渡された。功績概要は米国における日本語・日本文化の推進。
当日は、ナンシー・カンター・同大学長、マーヤン・バルカン同大日本語・日本文化科元科長、古川明代副科長ら大学関係者が招待され祝賀会に出席した。ローガルズ科長は受賞挨拶の中で同大の日本語科を創設して日本語教育に貢献し2018年の叙勲で旭日単光章を受章した川島敦子名誉科長(故人)の功績を称えた。
現在同大では約1000人の学生が日本語を学んでいる。式典では昨年9月にニューヨークで開催されたワンストーリーアワードの日本語学生スピーチコンテストで優勝し今年訪日招聘されるカイル・フラーさん(39)が日本語を通して日本文化について学んだことなどを語った。
同大では、本紙・週刊NY生活で毎月第3週に掲載している日本語学習者を対象とする欄「週刊やさしいにほんご生活」を授業で活用するなど日本語教育に力を入れている。
今回の外務大臣表彰の受賞者内訳は173個人と58団体。このうち海外在住受賞者は155個人、51団体だった。

