日本ではお盆休みを迎え、まだまだ暑さの続く残暑の季節。ニューヨークは日本と同じくらいの気温になることはあるものの、少しずつ秋の気配を感じる頃かと思います。少し前、6月中旬にイベントのプロデュースでマンハッタンを訪れました。コロナ渦を越えて活気を取り戻した街をこの目で見て実感できて、私も元気をもらいました。やっぱりエネルギッシュなこの街が私の原動力だと実感。今回のテーマは「和の象徴=畳」をモダンな洋のテーブルに取り入れること。伝統的な素材を新しい視点でアプローチすることで、夏の食卓に新鮮な風を運んでくれます。
◆花重畳◆
日本の伝統工芸を世界に。今回のお気に入りは、株式会社高橋建築の雑貨部門、花結木(はなゆうき)の「花重畳」をご紹介。6月のイベントではオリジナルの赤い縁がアクセントの「Tatami de IKUKO」を作っていただきました。今回はニューヨークらしくティファニーブルーの縁(翡翠の空)で彩られた爽やかな畳。「花重畳」は日本の伝統素材を使って作られた、小さなアート畳。着物や十二単の重ね襟から着想を得て繊細な色合わせと手仕事の温もりを重ねた一枚。小さくて持ち運べて壁面を飾るアートパネルやランチョンマットとしてテーブルでも。全面撥水加工済みで様々な生活シーンで楽しめます。
この畳は洋の器やカトラリーとも調和し、和と洋が自然に溶け合うモダンなテーブルに。海外でも注目されている“和素材のアレンジ”を暮らしに取り入れるヒントにもなります。どんなシーンにも寄り添う「日常の中の『和』」として、現代の暮らしに合う提案をしてみました。
◆夏のおもてなしメニュー◆
海老とアスパラガスのショートパスタ、白いんげん豆のマリネサラダ、ガスパチョ、ローズマリーのフォカッチャ、ブルーハワイのモクテル、パンナコッタのマンゴーソース添え、コーヒー、紅茶など
※ショートパスタは時間をおいて少し冷えてもおいしく頂けるものが多いので先に用意しておくことができておもてなしにおすすめ。



◆夏のテーブルのポイント◆
Point1 和の素材にあえて洋を使うことでテーブルに“ひとくせ”ある新鮮な空気感。全体の色味は寒色系で涼しげに。手軽に手に入る小物(カニ、金魚、風船など)で夏を演出♪
Point2 畳×洋食器、木のボード×シャンパングラスなど、異素材のミックスで動きを♪
Point3 和と洋をつなぐテーブルクロスはトワルド・ジュイ柄。色はもちろんブルー系で爽やかに♪

大石育子(Ikuko Oishi)
インテリアコーディネーター、食空間プランナー、日本クラブカルチャー講座講師。東京ドームテーブルウェアフェスティバル2019入選、2020年2部門で入選&奨励賞受賞。2023年2部門で入選&佳作受賞。

