コロナと闘う人々へ、お弁当プロジェクトは続く

NY最前線を支援

日本クラブとJCCI3年目、既に1万4749食配る

 2020年3月、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)はパンデミックと言われる世界的な流行となり、日本クラブとニューヨーク商工会議所(JCCI)は私たちにできることはないかと考え、過酷な状況下で働く医療従事者に無償でお弁当を差し入れするプロジェクト「Let’s Support COVID-19 Fighters! 」を同年5月7日に開始した。3年目を迎えた今年の6月初頭までに配達したお弁当の合計数は1万4749個になった。

 同プロジェクトは今年から医療従事者のみならず、ニューヨーク市警察(NYPD)、ニューヨーク市消防局(FDNY)、そして救急医療(EMS)で働くフロントワーカーたちにもお弁当の提供を開始した。

 6月2日、JCCIの上野佐有会頭(前日本クラブ会長、米国三井物産株式会社社長兼CEO)はお弁当プロジェクトに協力している米国日本人医師会(JMSA)の柳澤ロバート貴裕医師とともに、マンハッタン西100丁目にあるNYPD24分署を表敬訪問した。治安の悪化が進むニューヨーク市。その最前線で働く警察官に会い、直接感謝の気持ちを伝え、日本食のお弁当を届けた。

 日本クラブとJCCIは今年度も同プロジェクトを継続し、フロントラインワーカーたちを食でサポートし続け、ニューヨーク・コミュニティーに貢献していく。両会では「一緒に日本食のお弁当で感謝と応援の気持ちを届けませんか」と日系社会に呼びかけている。寄付は随時受け付けている。詳細はウェブサイトhttps://www.nipponclub.org/event/lets-support-healthcare-workersを参照する。