NYPD警察官に感謝の茶会 ハンターカレッジの大学生

67丁目の19分署を訪問してお点前披露

 ハンター大学の学生が授業の一環で4月27日、大学に隣接するニューヨーク市警19分署を訪問し、交流茶会を開催した。当日はNYPDマンハッタンサウスからコミュニティー・アフェアーズ巡査部長のジョエル・モットラ氏はじめ、19分署のノリーン・ラザルス署長ら警察官たちが客人として学生たちのお茶のお点前を受けた。

(写真上)学生からお茶を受け取るNYPD19分署のラザルス署長

 学生が菓子やふくさの使い方、茶碗の持ち方、「お先に失礼します」の言葉掛けなどについて説明。指導担当のコール阿部真理教諭が、茶道における心得を四字で表した「和敬静寂」について解説した。

 「和」は主人と客が心をひとつにして場を和ませること。「敬」は相手を思いやり、互いに尊重し敬う心を持つこと。「清」は心の清らかさと、茶室や道具の清浄さを保つこと。「寂」は、わび茶の美意識を示し、心静かで落ち着いた状態を示すなどの説明に警察官たちは、熱心に耳を傾けていた。 

署長と記念撮影するハンター大学のみなさんと阿部教諭

 19分署長のラザルス署長は、1998年から2001年まで日本政府が海外から若手外国人を公立学校の英語教師助手や地方自治体補助職員として招聘するJETプログラムで3年間、京都の舞鶴で暮らした経験がある日本通。当日も「とても素晴らしい体験で、ずいぶん昔になりますが日本で過ごした日々を思い出しました」と語っていた。また、同分署で補助警察部副警部の会田秀樹さん(56)も参加し、「アメリカの警察官が、日本文化に親しむ良い機会となった。先生方、職員の方々、学生皆さんの日本文化に対する敬愛に、署長共々深く御礼申し上げたい」と喜んでいた。

 当日はニューヨーク日本総領事館の相真紀子広報センター長、NY日本商工会議所の前田正明専務理事も招待客として同席した。また当日は北米伊藤園から「おーいお茶」などのボトル200本がお茶会への支援として警察官にプレゼントされた。