クイックUSAアメリカの人事部(34)

何はなくともブランディング その2

 「ブランド」こそが、どんな時代の変化や多様化においてもブレない軸となってくれる大切なもの。それはマーケティング上のことだけでなく、商品設計、営業、人事、経営戦略などありとあらゆるビジネス活動の中で頼れる存在となります。なので、何はなくともブランディングが大切。

 商品やサービスそのものの変更や、販売方法の変更、取引先や顧客ターゲットの変更など。未来を想像し何が正解なのかを考える時も、しっかりとした「ブランド」があればそれを拠り所にした形でピボットさせることが容易になります。

 そして、ブランディングを行うメリットは?と言えば、こんなものがあります。

・価格競争をしなくてもよくなる

・顧客ロイヤリティが強い価値となる

・高単価な商品も売りやすくなる

・取引先との交渉が楽になる

・顧客のファン化により新規事業がしやすくなる

・優秀な人材を確保しやすくなる

・働くスタッフのモチベーションも上がる

 「ブランド」は一朝一夕で創られるものではありませんが、しっかりしたものを創ることができた場合は、今回のコロナ禍の様な大きな変化にも対応できる強さに繋がると言えますよね。    

では、どうやってブランドを創ればいいの?

 そのヒントとしていくつかの質問を投げかけてこのコラムを終わりにしたいと思います。

 あなたのビジネス(そのブランド)が一人の人間だとしたら、と仮定して答えてみてください。

(1)どんな外見ですか?

(2)どんな性格ですか?

(3)どんな話し方をしますか?

(4)何に幸せを感じますか?

(5)絶対にしたくないことはなんですか?

(6)実現したい夢はなんですか?

 ブランドイメージが固まったあとは、業界内でのポジショニングやベンチマーク、ターゲット消費者の定義やペルソナの設定などを行い、ブランディングを進めます。    

(板倉光孝   Zero-Hachi Rock  CEO)

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