NY日本人美術家協会、50周年展盛大に

 日本人美術家協会(JAANY、松田常葉会長)の創立50周年記念展覧会が9月1日(木)からマンハッタンの天理文化協会(西13丁目43番地A/5番街と6番街の間、電話212・645・2800)で開催されている。オープニングレセプションが2日夕に開催され、300人近い来場者で賑わった。

 式典では、来賓としてニューヨーク日本総領事館の森和也広報センター長が芸術の都ニューヨークでの美術展再開に祝辞を述べた。

 また今年度の同展での優秀作品として「マックス・ブレッチャーJR賞」に竹下宏氏、「末村敬三賞」にシモン千加子さんが選ばれた。同会は、1972年に画家の故飯塚国雄氏が友人のアーティストたちとともに設立。飯塚氏は、2020年、新型コロナウイルスに感染し逝去。現在JAANY名誉会長。

 松田会長は「飯塚氏がJAANYを創設した当時、外国から来たアーティストたちがここ米国でいかに困難な状況を克服していかなければならなかったかは、想像に難くありません。JAANYは、アーティストたちがお互いに助け合えるよう、そして、ともに発展していけるようつくられました。50年をサバイブして、こうして私たちがここにいられることは本当に素晴らしいことです。私たちをサポートし助けてくださった皆さんのおかげであり、心より感謝を申し上げます。

そして、JAANYをつくってくれた飯塚さんにも心からお礼を言いたいと思います」と挨拶した。