ミニマリズム宮本和子の展覧会JSで29日から

「挑む線」

 ジャパン・ソサエティー(JS)ギャラリー(東47丁目333番地)は29日(金)から7月10日(日)まで、宮本和子の展覧会「宮本和子:挑む線」を開催する。宮本は60年代に男性中心に発展を遂げていたミニマリズム運動に風穴を開け、貢献をしたアーティストで、今回は宮本の美術機関での世界初の個展となる。展覧会デザインは、NY拠点のデザイン事務所、ランスマイヤー社の創設者であるレオン・ランスマイヤーが担当する。

 宮本は1942年東京生まれ。64年NYに移住し、マンハッタンのローワー・イーストサイドを拠点に制作を続けてきた。同展では、ミニマリズム運動に独自の表現法で挑んだ60年代後半の絵画やドローイング、70年代の空間的構造体の作品、87年から2000年代のパフォーマンスによる概念的実験や「キモノ」シリーズなどを展示する。

 入場料は一般12ドル、学生・シニアが10ドル、JS会員・16歳以下、障害者とその付添者は無料。開廊時間は木〜日曜の正午から午後6時まで。チケット・詳細は電話212・715・1258、またはウェブサイトhttps://www.japansociety.org/を参照。

(写真)Courtesy of the artist and Zurcher Gallery, New York/Paris