編集後記 10月1日号

■【編集後記】
  みなさん、こんにちは。 ニューヨーク市のデブラシオ市長は9月25日、レストランの歩道での屋外営業を永続化する考えを表明しました。現在歩道を使って営業を許可する「オープン・レストラン・イニシアチブ」を施行していますが10月31日が期限となっていました。これが永続化されることになりました。新型コロナウイルス禍で市内だけでこの半年の間に1000軒を超えるバーやレストランが廃業に追い込まれたと推定されています。オープン・レストラン・イニシアチブにより1万355軒のバーやレストランが屋外営業を許可され、この取り組みで10万人以上が仕事を得たそうです。一方、屋内での食事は、すべてのテーブルを6フィート(約1・8メートル)以上離し、定員の25%以下に抑えることなどの制限の下、9月30日より許可されました。客は入る時に例外なく検温され、連れや団体のうち最低一人は連絡先を店に残しておかなければなりません。また座っている時以外は必ずマスクを着用することなどが義務付けられてます。ブロードウエーの劇場街はミュージカルなどのシアター利用ができないため、隣接のレストラン街は死んだようになっていましたが、ようやく活気が戻り始めています。店の人も、お客さんも待ち望んでいた光景です。ただし、鎮静化していたニューヨークの感染状況がV字復活の予兆もあり、予断を許さない中でのレストラン緩和です。それでは、みなさんよい週末を。(「週刊NY生活」発行人兼CEO三浦良一)