編集後記

【編集後記】


   みなさん、こんにちは。今月6日から始まったロサンゼルス市での不法移民取り締まりに抗議デモが暴徒化し、米海兵隊が投入され、3日間で380人が逮捕されました。なんということでしょう。ロサンゼルス市長は、市民に夜間外出禁止令を出し、ロサンゼルス日本総領事館も在留邦人に注意喚起しました。そして本日、11日午後には、ニューヨーク日本総領事館も、今週末の6月14日(土)、ニューヨークやフィラデルフィアをはじめ全米各都市の1500か所以上で実施される予定の大規模抗議集会「No Kings」について注意喚起の呼びかけをしました。本紙今週号の新聞の締切には間に合いませんでしたので、ここでお伝えします。内容は次のとおり(原文まま)。
●上記とは別に、米国政府の移民政策に対する抗議行動がニューヨーク市マンハッタン区ロウアー・マンハッタン所在の移民税関捜査局(ICE)やミッドタウン所在のトランプタワー等において行われています。
●最新情報を入手して、不測の事態に巻き込まれないよう十分注意するとともに、予期せず抗議集会に遭遇した場合には、むやみに近づいたり、写真撮影をしたりせず、速やかにその場を離れてください。
●人が多く集まる場所や施設は、テロの標的となりやすいことにも留意し、周囲の状況に十分警戒してください。
●交通規制に伴う交通渋滞や公共交通機関の遅延・運休に留意し、時間に余裕をもった行動を心掛けてください。
1 トランプ大統領の誕生日にあたる6月14日(土)、当地を含む全米各都市の1500か所以上において、大規模抗議集会「No Kings」が実施される予定です。
2 当館管轄地域のうち、ニューヨークにおいてはマンハッタン区ミッドタウンのブライアントパークからトランプタワー周辺およびコロンビア大学など、フィラデルフィアにおいては市中心部のラブパーク(John F. Kennedy Plaza)周辺で特に大規模な集会が見込まれています。この他にも、多くの地域において抗議集会への参加が呼びかけられています(https://www.nokings.org/#map )。
3 また、これとは別に米国政府の移民政策に対する抗議行動がニューヨーク市マンハッタン区ロウアー・マンハッタン所在の移民税関捜査局(ICE)やミッドタウン所在のトランプタワー等においても行われており、今後も継続していくことが見込まれます。
4 つきましては、治安当局の発表や報道等により、常に最新情報の入手に努めるとともに、抗議集会やデモ行進に興味本位で近づいたり、写真撮影をしたりせず、また予期せず抗議集会やデモ行進に遭遇した場合には、速やかにその場を離れるなど、ご自身の安全確保に十分注意を払ってください。なお、報道等によれば、ロサンゼルス等で発生した抗議行動に対し、治安当局は特殊閃光手りゅう弾、催涙弾、唐辛子スプレー、ゴム弾などで対応していますので、衝突現場に遭遇した場合には、身の安全を第一に考え、速やかに退避してください。
5 また、抗議集会など人が多く集まる場所や特定の施設(政府関連施設、観光名所、ショッピングモール、宗教施設、公共交通機関など)では、テロの危険も高まります。常に周囲の状況に警戒し、不測の事態に巻き込まれないよう注意してください。
6 さらに、抗議集会やデモ行進の周辺道路では、交通規制により渋滞が発生したり、バスなどの公共交通機関の運行に影響が出る可能性がありますので、時間に余裕をもった行動を心掛けてください。
7 何らかの事件に巻き込まれたり、邦人被害情報等に接した場合には、当総領事館(HP: https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html )にご連絡ください。とのことです。それでは、みなさんよい週末を。(週刊NY生活発行人兼CEO、三浦良一)