500食の応援弁当

NY日系ライオンズクラブ

14か所の医療従事者に届ける

 ニューヨーク日系ライオンズクラブが、コロナウィルスの感染拡大防止の活動の一環で5月5日から行ったGofundmeでの募金が終了した。この活動は、Covid-19と闘う日本人スタッフらに感謝と敬意、応援の気持ちを伝えるため開始されたもの。募金活動の結果、目標金額の3000ドルを上回る3555ドルが集まり、ライオンズクラブDistrict Fundationからの支援金2000ドルと合わせて合計5555ドルの資金が集まった。同クラブでは、募金してくれた人たちの大切な思いを預かる形で、コロナ禍の厳しい状況の中で老人ホームなど14の医療施設で活躍する医療従事者に約500食の応援ミールを届けた。

 この活動は、募金をしてくれた人々のほかに、厳しい環境と向き合いながら懸命に務めたエッセンシャルワーカー、特別価格で心を込めた弁当を作ってくれた協力店、高齢者の安否確認をしながら弁当を自宅に配達したボランティア、手作りマスクを作成したスタッフなど、ニューヨークで活躍する多くの日本人が関与し、それぞれの立場からの強い絆と協力により成し遂げることができた。

弁当を受け取り笑顔のベルビューホスピタル の皆さん

 同クラブは「今回の活動を通じ、この街で活躍する日本人医師・看護師とそのチームと接しました。笑顔の裏にある自信と誇りそれを覆う優しさと誠実感が印象的で、この困難な時期を乗り越える底力をリードする多くの日本人の存在に勇気をもらったのは言うまでもありません。今回の活動が成功したのは、それぞれの立場でご協力下さった皆様のお蔭です」と話し、協力してくれた人々へ感謝の意を述べた。プロジェクトの協力店は、かほる、タクメン、バヤ、別荘、ハドソンポット、ミドリヤ。