ふぐ料理の魅力を発信 レストラン日本で実演と試食会

 日本の冬の味覚、ふぐの魅力をニューヨークの食文化に広めようと、レストラン日本は5日、市内の高級レストランのシェフらを招き、ふぐ料理のデモンストレーションと試食会を開催した。

(写真上)鶴の薄造りを実演披露した須田さん(左)と畑社長

 当日は、山形県鶴岡市のレストラン「沖海月(おきみづき)」料理長、須田剛史シェフがふぐの薄造りを実演。参加した料理人らは、熟練の包丁さばきで仕上げられたふぐ料理を試食し、その繊細な味わいと調理技術に触れた。須田シェフは、約100種類のクラゲを展示する「鶴岡市立加茂水族館」内のレストランで腕を振るう。

 レストラン日本は、創業者の故・倉岡伸欣氏の尽力により、米国で唯一、トラフグを輸入できる道を切り開いた。同店は、輸入認可を受けた当初から交流を続ける下関の畑水産(畑栄次

社長)と協力し、米国でのふぐ文化の普及に取り組んできた。

 畑社長は「ふぐは、日本でニューヨークへ出荷前に農林水産省の係員立ち合いの下で除毒して完全に安全な状態で出荷しており、家庭でそのままお刺身で食べられるような状態でお届けしている」と解説した。今回の試食会は、和食店にとどまらず、フレンチなど洋食のシェフにもふぐの可能性を知ってもらい、NYならではの新たな料理の広がりにつなげることが狙い。翌6日には、ふぐを主役にした秋の懐石特別コースも一日限定で提供された。