大西洋上で急速に発達した「爆弾低気圧」によってニューヨークなど米東部大都市が23日、暴風雪に見舞われ、約4100万人を対象に警報が出された。ニューヨーク市では非常事態宣言が出され、緊急車両や許可された車両を除いて通行が15時間禁止された。積雪は最大60センチ以上、風速は最大時速110キロ(約65〜70マイル)に達し、ホワイトアウト(視界ゼロ)の危険な状態が発生した。
航空便は8000便以上が欠航、ニューアーク・リバティ国際空港、ジョン・F・ケネディ国際空港、ラガーディア空港の3空港だけで約1000便が欠航した。鉄道も広範囲で運休が相次いた。ニューヨーク近郊の通勤鉄道やアムトラックの長距離列車が軒並み運休、16万世帯以上が停電するなど、数千万人規模の市民生活に深刻な影響が出た。
カーネギーホールで24日に開催が予定されていたカジキズショーも日本からの航空便が欠航となったため急遽開催が中止され、23日に日本の蔵元を招いて開催が予定されていた焼酎イベントも翌日に延期されるなど日系関連イベントにも大きな影響が出た。
在ニューヨーク日本国総領事館は21日に米国国立気象局が暴風雪警報を発令したことを在留邦人に緊急メールなどで注意喚起し、身の安全を第一に考え、不要不急の外出は控えるよう呼びかけた。
(写真)自転車置き場のCiti Bikeも雪に埋もれたお地蔵さんに見えるほど(23日午後1時ごろチェルシーで、写真・植山慎太郎)

