困難乗り越えた大学生 ビヨンドトゥモローの10人

NY日系社会が激励

 さまざまな家庭環境の事情により、幼少期に社会的、経済的に弱者の立場に置かれていた日本の若者が、困難な環境を経験しながらも勉学に励み、そして大学生になった。

 将来、社会のための力となる資質を持つ学生10人が、「ビヨンドトゥモロー」の米国サマー・プログラム2025に選抜され、このほど来米、12日、ニューヨークのメイヤー・ブラウン法律事務所の村瀬悟氏の呼びかけで歓迎レセプションが開かれた。ニューヨークの日系社会、ビジネス界、教育関係の各方面から大勢の人が集まり、学生たちと対話してエールを送った。

 当日は、大学生たちのプレゼンテーションがあった。ある学生は「直面した問題は常に自分1人で抱え、1人で乗り越えなくてはならないと思っていたが、他人と助け合うことを年齢と共に学んだ」と語り、またある学生は「日本の目に見えない社会的圧力によって押しつぶされそうになるが、それに屈せずに、やりたいことを見つけ、それを達成し、社会とシェアすることの大切さを知った」などと語った。また法学部で学んでいる女子学生は「今回米国の法律事務所を見学でき、日本と世界の間で活躍している弁護士の存在を知り、自分の未来が開けた思いがする」と語った。

シェアード氏と語りあう学生たち

 この後、著名なエコノミストで『ザ・パワー・オブ・マネー』の著者でもあるポール・シェアード氏から、激励の言葉があった。シェアード氏は(1)計画がなくても心配するな(2)自分の情熱を貫け(3)後退を恐れるな(4)人間とのつながりを築け(5)「分かりません」と言うことを恐れずオリジナルソースにあたれ、と5つのメッセージを若者たちに贈った。