日系人会館水浸し

天井から大量の水漏れ

百年の歴史的資料は無事

 ニューヨーク日系人会(JAA)が入居する12階建てビル(西45丁目49番地)で1日未明、屋上に設置した火災用水タンクが破損し、大量の水がビルに流れ込む事故があった。この事故により、ビルの12階から7階までが水浸しとなり、11階全フロアを使っているJAAのホールや図書室、廊下などの天井板が剥がれ落ちるなどの被害を受けた。事故当時は夜中で人がいなかったため、ケガ人はいない。事務室の天井からも激しい水漏れがあり、職員の机の上のキーボードが水浸しになったほかコピーマシンも使えなくなった。ホールでは、天井の化粧板が水を吸った重さで剥がれ落ち、無惨にコンクリートが剥き出しになっている。天井から蛍光灯設備がぶら下がり、床一面は水面に。幸いピアノと日系人会の100年の歴史を保管してある資料室のダンポール箱が濡れずに無事だった。また、電話、インターネットも使える状態だった。前日夜にビル管理会社から電話を受けたという野田美知代事務局長は「来てみたら図書館の棚も全部落ちていて、被害の大きさに驚いている。日系人会の大切な歴史を保存してあった資料室が無事でよかった」と話す。日系人会では来年1月に同じビル内で現在の12階から5階へ引っ越す予定だが、ホールだけはすぐに使える状態に修復してもらうよう要求しているという。11日の敬老会などが中止になるなどの影響が出た。

(写真)水漏れで天井が剥がれ落ちた日系人会ホール(1日午後1時、本紙撮影)