MTAバス乗車無料に(21日・週刊NY生活速報 15:32) 運転手を感染から守る

ニューヨークの都市交通局(MTA)は20日、新型コロナウイルス感染防止対策として、運転手と乗客の接触を避けるために、ローカル(各停)・バスでの料金徴収を行わないことを発表した。
23日から実施されている同対策では、基本的に乗降は後方の扉のみで、乗客は運転手との距離を最低6フィート保つよう指示される。身体障害者や車椅子利用者は、前方の扉を利用できる。セレクト・バス(SBS)と乗車時間の長いエクスプレス(急行)・バスは変わらず有料だが、セレクト・バスの場合は停留所に設置された支払い箱に料金を投入し、エクスプレス・バスの車内では、運転手に近い前方3列の座席は閉鎖される。
MTAが無料乗車を行うのは、2001年の同時多発テロ以来2回目となる。今回は、同局職員のうち最低23人が同感染症の検査で陽性反応が出た翌日に決定した。