横浜市立南高等学校の生徒6人 NYでグローバルな視点を研修

「勇気を持って自分の未来に飛び込んで」

徳重さん対談でアドバイス

 横浜SGHスーパーグローバルハイスクール事業の一環として、3月26日から30日まで横浜市立南高等学校の2年生4人、1年生2人、教師2人の計8人がニューヨークを訪問した。初日に横浜市米州事務所を訪問し、横浜市出身でノースレーン・インターナショナル社のプロデューサー、徳重真梨子さんと対談した。(写真上:将来の目標について徳重さん(奥)と話す生徒たち(3月26日、横浜市米州事務所で))

 徳重さんは、日本の紅白歌合戦やNYのブロードウエーなどの舞台衣装を手がける日米の会社で働いたあと、NYの宝石商の仕事がきっかけで国際ギフト見本市のNYNOWなどで日本製ギフト・ファッション・雑貨・ライフスタイル製品のホールセールビジネスをサポートするスペシャリストとして現在米国で活躍している。当日は自身の経験を紹介しながら生徒たちに勇気を持って自分の未来に飛び込んで欲しいとアドバイスした。

 対談後参加者たちからは「夢を大きく持って行動することで具体的に実現が可能だと思った」(和田莉奈さん2年生)、「計画性を持ち目的を達成するためにやるべきことをやるのが大切だと思った」(黄雅希さん1年生)、「自分の感情や関心のあることなど自分の信じたことをやるのが大切だと思った」(幸奈菜帆さん1年生)、「自分のやりたい気持ちを大事にして勇気を持って自分からアクションを起こしたい」(柴山莉央 さん2年生)、「色々な体験を通し、意欲的に行動することで具体的な目標が持てるのだと思った」(藤小夏さん2年生)、「やりたいことはあってもどこから手を出せばいいのかが分からなかったのは、一歩踏み出す行動を自分が起こしていなかったのだと知った」(上田藍珂さん2年生)などの感想が聞かれた。

 今回の来米趣旨は、多様な文化・価値観を理解し、グローバルな視点に立った課題発見解決力、異文化コミュニケーション力を兼ね備えたビジネスリーダーの育成を図ることで、横浜市が今年から実施している。一行は国連国際学校での交流、国連本部見学、地元高校生やコロンビア大学生との懇談、NY日本総領事館表敬訪問、NY近代美術館(MoMA )見学、ブロードウエーミュージカル観劇など盛り沢山な体験をして30日帰国した。

 (三浦良一記者、写真も)