Mamas’ Space NY主宰
会場は、小さな怪獣やカボチャに扮した生後2か月から3歳くらいの幼児とお母さんたちでごった返していた。10月24日ニューヨーク日系人会で開催されたハロウィンの幼児向けイベントでのこと。主催したのは、ニューヨークすくすく会。同会は、2004年に小児科医で現米国日本人医師会会長の加納麻紀さんによって創設され、産婦人科医、小児科医、ソーシャルサービス関係の看護士、助産婦、 ソーシャルワーカーや先輩お母さんが、NY近辺で妊娠・出産、育児中の日本人家族を支援するボランティアグループとして活動している。
「みなさーん、今日はお集まりいただいてありがとうござまーす」と第一声で元気なアナウンスをしたのが、同会の運営メンバーとして活動する林里奈さんだ。「年間を通して1〜2か月に一度のペースでイベントを企画しています。年4回の季節ごとのお茶会イベントをはじめ、医療関係者や講師によるCPR(心肺蘇生法)講座を年2回、オンライン講座も年に数回行っています。対面イベントの『お茶会』では、参加者同士が気軽に語り合える温かな交流の場を大切にしています」と話す。
林さんはニューヨークに住み始めて4年目。総合商社勤務の夫の転勤でこれまでイギリスやブラジルに駐在経験があり、イギリスで資格を取得したベビー&キッズマッサージのインストラクターとして日本で児童館や公民館でキッズマッサージを教えていた。イーストチェスターではMamas’ Space NY(ママズ・スペース・ニューヨーク)を主宰し、地域のママさんたちが安心して集い、学び、楽しめる空間として、同じ地域のママを講師として招いての学びの講座や、みんなで作る料理ワークショップなどを定期的に開催している。また毎月地元のシニアハウスで折り紙のワークショップも開催している。
「それぞれの分野で力を持つママたちが、自分の技術や経験を最大限に発揮できる場の提供になり、また地域のママさん同士の交流にもつながる場となっています」と話す。林さん自身も3人の男の子を育てる現役のママさんだ。
日本では一般社団法人エンデマール(En de Maru/みんなご縁でまるくなる)という交流グループの代表を務めているほか音楽家のサポート、プロデュース、地域で活躍する人の紹介と人と関わること、お世話することが大好きで、これまでの人生経験を活かして少しでも海外在住の日本人がハッピーになれることが自身最大の目標だ。日本の金融機関、外資系企業社長秘書、在日ブルネイ大使館職員などを経て、夫と共に滞在したイギリスでは、現地のジャパン・ソサエティーでイベントの企画、運営に携わり、留学生サポートだけでなく、専門学校に行き英国ビューティスペシャリストの資格を取得するなど、なんでもこなすスーパーウーマンだ。
「優しい気持ちをもって地域に関わる人が少しずつ増えていくと嬉しい。出来る人が出来るだけの精神で自分の近くにいる人を幸せにする、そんな未来を信じてこれからも『地域盛り上げ隊』の一人として世界のどこにいても活動を続けていきたいと思います」と笑顔で語った。
(三浦良一記者、写真も)

