プロに聞く、生き生きEATS(イーツ)
元気と美味しいを求めて料理の達人が腕を振るう (71)

今月は、薬膳=難しそうという先入観を覆し、身近な食材だけで心身を整える「日常の薬膳」を提案。知識ゼロからでも実践でき、誰でも無理なく健康管理ができる独自のメソッドは高い支持を受けているおうち薬膳コンサルタント「ふわり薬膳」を主宰する曽谷由佳さんに、ご自宅で作れる美味しい健康薬膳料理4品をご紹介いただきます。曽谷さんは最近ダイヤモンド社から『あした元気になれる二十四節気の薬膳カレンダー』を出版されたばかりで10月にNY日系人会で講演もされてます。
◾︎かぼちゃとりんごのポタージュ

【材料】(2人分)
バターナッツかぼちゃ 300g
りんご 1/2個
玉ねぎ 1/4個
牛乳または豆乳 250ml
水 150ml
オリーブ油 小さじ!
塩 少々
お好みで生姜 少々
かぼちゃのまろやかな甘みと、りんごのやさしい酸味がとけ合った、なめらかなポタージュ。秋の朝食にはもちろん、夕食のはじめにもおすすめです。
【作り方】
① かぼちゃ・りんご・玉ねぎを薄切りにする。
② 鍋にオリーブ油を熱し玉ねぎを炒め、かぼちゃ・りんご・水を加えてやわらかく煮る。
③ミキサーでなめらかにし、牛乳または豆乳を加えて温め、塩で味を数える。
薬膳のひとこと
かぼちゃとりんごのやさしい甘みは、乾きやすい秋のからだをしっとりいたわるのにぴったりです。
アレンジのヒント
仕上げにシナモンや生姜を少し加えると、香りよく温かみが増します。
◾︎鮭ときのこ豆腐みそチャウダー

【材料】(2人分)
生鮭 2切れ
マッシュルーム 6個
玉ねぎ 1/2個
じゃがいも 1個
豆乳 300ml
水 200ml
味噌 大さじ1と1/2
オリーブ油 小さじ1
黒こしょう 少々
鮭のうまみときのこの香りが溶け込んだ、まろやかでやさしい味わいのチャウダーです。
【作り方】
① 鮭は食べやすく切り、玉ねぎ・じゃがいも・マッシュルームも切る。
② 鍋にオリーブ油を熱し、玉ねぎときのこを炒め、じゃがいもと水を加えて煮る。
③ 鮭を加えて火を通し、豆乳を注ぎ、沸騰させないよう温め、最後に味噌を溶き入れる。
薬膳のひとこと
鮭ときのこで秋のからだをやさしく補い、豆乳みそで胃腸をいたわりながら温かく整えましょう。
アレンジのヒント
ベーコン少々やコーンを加えても、よりチャウダーらしい味わいになります。
◾︎豆腐と白菜、きのこの生姜味噌汁

【材料】(2人分)
豆腐 150g
白菜 2枚
マッシュルーム 4個
生姜 1かけ
だし 400ml
味喒 大さじ1と1/2
青ねぎ 少々 鮭のうまみときのこの香りが溶け込んだ、まろやかでやさしい味わいのチャウダーです。
やさしいだしの香りと、生姜の風味が体にしみわたる具だくさんの味噌汁です。秋の夜に、ほっとする一椀を。
【作り方】① 白菜・きのこ・豆腐を食べやすく切り、生姜は細切りにする。
② 鍋にだしを入れ、白菜・きのこ・生姜を煮る。火が通ったら豆腐を加える。
③ 火を弱めて味噌を溶き、器に盛って青ねぎを散らす。
薬膳のひとこと
豆腐と白菜でやさしく潤し、生姜で冷えを散らして巡りを助ける、秋の夜にうれしい一椀です。
アレンジのヒント
油揚げや春雨を少し加えると、さらに食べごたえが出ます。
◾︎鶏肉と根菜のトマト煮込み

【材料】(2〜3人分)
鶏もも肉(またはむね肉)
300g
玉ねぎ 1個
にんじん 1本
じゃがいも 2個(約300g)
さつまいも 1本(約200g)
しめじ(またはマッシュルーム) 1パック(約100g)
トマト缶(カット)1缶(400g)
にんにく1かけ
オリーブ油 大さじ1
ローズマリー(またはタイム)
塩・こしょう 適量
鶏肉のうまみと秋の根菜をトマトでやさしく煮込んだ、食べごたえのある一品。ハーブの香りが食欲をそそります。
【作り方】
① 鶏肉は一口大に切り、塩・こしょうをふる。
② 玉ねぎ、にんじん、じゃがいも、さつまいもは食べやすい大きさに切りしめじはほぐす。
③ 鍋にオリーブ油とにんにくを入れて香りが立ったら、鶏肉を焼く。
④ 玉ねぎ・にんじん・じゃがいも・さつまいも・しめじを加えて軽く炒める。
⑤ トマト缶とハーブを加えて煮立てる。
⑥ 弱火にし、ふたをして20〜25分煮込み、塩・こしょうで味を整える。
⑦ 器に盛り、好みでハーブをのせる。
薬膳のひとこと
鶏肉は気を補い、根菜は胃腸をいたわりながら体を温めてくれるので、秋の体力づくりに向いています。
トマトの酸味とハープの香りが気の巡りを助け、食欲を増進させます。冷えやすい季節に、体の内側からやさしく温めてくれる煮込み料理です。
アレンジのヒント
残った煮込みは翌日、ショートバスタや雑穀ごはんと合わせてもおいしくいただけます。

