11月3日の米中間選挙まで2週間余りとなった10月17日、トランプ大統領の政策に抗議する「ノー・キングス(王はいらない)」運動の集会が、ニューヨークをはじめ全米各地で開かれた。今回は従来の抗議活動に加え、中間選挙への投票を呼びかけることに重点を置いた。
ノー・キングス運動は、草の根政治団体インディビジブルや市民運動「50501」、米自由人権協会(ACLU)などが参加する「ノー・キングス連合」が主導。昨年6月に始まり、今回で4回目となる。全米50州で2500以上のイベントが企画され、「ノー・キングス、期日前投票を」を合言葉に、有権者の参加を促した。ニューヨーク州の期日前投票は10月24日から11月1日までの9日間となっている。正式な投票日の集計に対する国民の不安が期日前投票に拍車をかけている。
期日前投票呼びかけ
全米各地で市民集会
11月3日の米中間選挙まで2週間余りとなった10月17日、トランプ大統領の政策に抗議する「ノー・キングス(王はいらない)」運動の集会が、ニューヨークをはじめ全米各地で開かれた。今回は従来の抗議活動に加え、中間選挙への投票を呼びかけることに重点を置いた。ニューヨーク州の期日前投票は10月24日から11月1日までの9日間となっている。(1面に記事)
ニューヨーク市では、マンハッタンのワシントン・スクエア公園に多くの市民が集まり、演説や音楽などを通じて投票を呼びかけた。NY市のジュマーニ・ウィリアムズ市政監督官(パブリック・アドボケイト)も参加し、「投票ですべてを解決できるわけではないが、前進するために使わなければならない手段だ」と訴えた。このほか、クイーンズ区のアストリアやブルックリン区のグリーンポイントなど市内5区の各地でも集会や投票促進活動が行われた。
主催者側は今回、特定政党や候補者を支持しない「非党派」の立場を掲げたものの、各地の集会ではトランプ政権への批判が相次ぎ、反トランプ運動としての性格は変わっていない。
中間選挙では連邦議会の上下両院の多数派争いが焦点となる。下院はニューヨーク州選出の26議席を含む全435議席が改選される。現在、共和党218議席、民主党214議席と僅差で、複数の接戦区では民主党寄りに情勢評価が変更されている。
一方、共和党53議席、民主党系47議席の上院では、100議席のうち35議席が改選される。民主党が多数派奪還に必要な4議席を増やせるかが焦点だ。
ニューヨーク州では知事選挙も行われる。民主党現職のキャシー・ホウクル知事(68)と共和党のブルース・ブレイクマン氏(71)が争い、10月上旬のマリスト大学の世論調査では、ホウクル氏が53%対42%でリード。一方、別の調査では差が3ポイントにとどまっている。移民政策や生活費の高騰、治安対策などが主要争点となっている。
今回の抗議運動が実際の投票行動にどこまでつながるか注目される。
ノー・キングス運動は、草の根政治団体インディビジブルや市民運動「50501」、米自由人権協会(ACLU)などが参加する「ノー・キングス連合」が主導。昨年6月に始まり、今回で4回目となる。全米50州で2500以上のイベントが企画され、「ノー・キングス、期日前投票を」を合言葉に、有権者の参加を促した。

