ニューヨークでステーキを食べる。芸術的味わいの最高傑作をね。

  マンハッタンのミッドタウンに2006年開店したベンジャミン ステーキハウスは、USDA(アメリカ農務省)の最上級グレード「プライム」に認定されたビーフを独自の製法で28日以上長期熟成し、高温デッキブロイラーで一気に外側を焼き上げてうまみを閉じ込め、熱々の陶器のお皿に乗せた、絶妙な調味と焼き加減でテーブルに運ばれてくる。代表的なメニューであるポーターハウスは、サーロインとテンダーロイン(フィレ)のふたつの部位が骨を挟んで並んでおり、ひと皿で2種類のうまみを逃さず焼き上げた、上質なビーフのおいしさを堪能できる。 男性2人でもお腹いっぱいになるステーキ・フォー・トゥ(135ドル)にスピナッチやポテトのサイドをつければ、食べても食べても飽きずに美味しくいただける。

共同オーナーのベンジャミン・プロブカイさん(左)とベン・シナナージさん(41丁目本店で)

 ニューヨークには多くのステーキハウスがあるが、客の好みぴったりの料理に仕上げることに定評がある同店のステーキ。共同オーナーのベン・シナナージさんは「同じ景色を描いても画家によってタッチが違うように、ベンジャミンのこの味が大好きなファンに愛されているのが人気の理由です」と話す。マジソン街とパーク街に挟まれた41丁目のニューヨーク本店(東41丁目52番地、電話212・297・9177)は平均3割、多い時は4割の在米日本人の来店があるほどの人気店。ビジネスのパワーランチからプライベートイベントまで、日本からの来客をもてなす店としてもおそらくニューヨークで3本の指に入る名店だ。故安倍総理もここでステーキを堪能した大ファンだったという。共同オーナーのベンジャミン・プロブカイさんは「プライペートパーティーでも会社のお祝いでもなんでもリクエストしてください。特別な時間と忘れられない至福の体験をお楽しみください」と話す。

 ステーキはもちろん、豪快なシーフードプラッターをはじめとするオイスターや豊富なシーフードメニュー、さらにアメリカをはじめ世界各国から様々な種類の豊富なワインを取り揃えている。ニューヨークでリピーターを魅了し続ける同店は本店のほかに大小個室なども完備している姉妹店ベンジャミン・プライム(東40丁目23番地、電話212・338・0818)、シーフードレストランの「ザ・シーファイヤ・グリル」(東48丁目158番地、電話212・935・3785)があり本店同様のメニューを楽しめる。また、ウエストチェスターのホワイトプレーンズには客席数350のベンジャミン・ステーキハウス・ウエストチェスター(ハーツデール街610番地、電話914・428・6868)があり、こちらはファミリーイベントでも大いに活用できそうだ。日本では六本木、紀尾井町、京都に3店舗を持つ。(三)


Benjamin Steakhouse

52 E 41st St, New York, NY 10017

Tel: 212-297-9177

月〜金 7:30~22:30

 (Dylan Hotelの横で朝食)

土曜 16:00~22:30

日曜定休


Benjamin Prime

23 E40th St, New York, NY 10016

Tel:212-338-0818

月〜金 11:30~23:00

土曜 16:00~23:00

日曜 16:00~22:00