クイーンズにあるラガーディア空港で22日午後11時45分ごろ、着陸中の旅客機が滑走路上の消防車両と衝突する事故が発生し、機長と副操縦士の2人が死亡、多数の負傷者が出た。事故機はカナダ・モントリオール発のエア・カナダ・エクスプレス8646便(CRJ900型機)で、乗客72人と乗員4人が搭乗していた。
衝突当時、消防車は別の航空機で発生した異臭トラブルに対応するため滑走路を横断しており、管制官が双方に進入・横断を許可した可能性が指摘されている。事故直前には停止を指示する交信も確認されているが、間に合わなかったとみられる。
この事故で乗客ら41人が病院に搬送され、32人はすぐ退院したが、9人は重傷と報じられている。消防車に乗っていた隊員も負傷した。機体前部は大きく損傷し、現場には破片が散乱した。事故を受けて同空港は全面閉鎖され、23日午後までに再開されたものの、600便以上が欠航するなど航空網に大きな影響が出た。ニューヨーク日本総領事館によると、25日現在、日本人乗客の怪我に関する情報には接していないという。航空管制官不足と出入国検査混乱の中で事故が発生した。
ラガーディア空港での衝突事故原因を調査
今回の衝突事故は、航空管制官の慢性的な不足と、政府機関の一部閉鎖による運輸保安局職員の不足という別の問題に直面している中で発生した。米国家運輸安全委員会(NTSB)とカナダ当局が共同で原因調査を進めており、管制体制や人員不足、緊急時の対応手順に問題がなかったかが焦点となっている=写真NBC動画サイトより=。
今回の事故は同空港で30年以上ぶりの死亡事故とされ、安全管理体制への懸念が広がっている。同空港では1992年3月22日、USエア(現・アメリカン航空)の405便が、ニューヨークのラガーディア空港から離陸直後に失速し、滑走路脇のフラッシング湾に墜落、乗客・乗員51人のうち27人が死亡する大事故が起きている。この時の事故原因は翼の除氷不足が主な原因とされている。
(写真)操縦席が大破した機体(NBCテレビ画像から)Photo courtesy:NBC NEWS LIVE online

