編集後記 2023年6月10日号

【編集後記】

 みなさん、こんにちは。カナダ東部で発生している山火事の煙が6日午後から1000キロ以上離れたニューヨークを始めとする米東部一帯まで到達し、マンハッタンは、昨日も今日も普段明るい夕方でも空がかすんでました。イーストリバーを挟んで、印刷所のあるクイーンズから戻ってくる時にマンハッタンが見えませんでした。健康被害も心配ではありましたが、久しぶりにマスクをしてマンハッタン内の日系食料品店・マーケットに刷り上がった新聞を車で回って設置してきました。車を降りて5分も歩くと目が痒くなる感じで、今日は街行くニューヨーカーたちも半分くらいはマスク着用でした。朝の印刷直前に紙面を差し替え、5面に山火事による大気汚染情報を掲載しています。締め切りには3時間ほど間に合わなかったのですが、ニューヨーク日本総領事館から注意喚起のメールが届いてましたので、このメルマガで併せてお知らせします。以下の通りです。(原文ママ)

(注意喚起)大気汚染

●カナダで発生した山火事の煙が米北中部に広がり、特に米北東部において大気質に深刻な影響が出ています。

●大気汚染の深刻な地域においては、幼児、高齢者及び呼吸器系や循環器系に疾患のある方の屋外での活動はなるべく控えてください。

1 6日、ホークル・ニューヨーク州知事は、カナダ・ケベック州で発生した100件以上の山火事の影響で、ニューヨーク州の大気質に深刻な影響が出ているとして、健康対策に必要な措置を取るよう呼び掛けています。また、現在、大気汚染勧告が、ロングアイランド、ニューヨーク市地下鉄、ロウアー・ハドソン・バレー、アッパー・ハドソン・バレー、アディロンダックス、東オンタリオ湖及び中部ニューヨーク地域に出されています。

2 また、NY州環境保護保健局は、大気汚染レベルの上昇による健康への悪影響のリスクを軽減するために激しい屋外活動を制限し、また幼児、高齢者及び心臓病や喘息など呼吸器系や循環器系の疾患を抱えている人は可能であれば屋外で過ごすのを避けるよう呼び掛けています。同様に、ニューヨーク市保険局でも、空気中の微粒子状物質は人々の肺に入り込み、炎症を引き起こし、喘息、慢性肺疾患、基礎的な心臓病などの症状を悪化させる可能性があるとし、長時間屋外にいる必要がある場合は、高品質マスクの着用を推奨しています。

3 在留邦人の皆様におかれては、米政府、各州、各市などが発表する最新情報(以下参考情報ご参照)に御留意の上、外出する必要がある場合は高品質マスクの着用、また室内では空気清浄機を使用するなどの対策に心掛けていただくとともに、特に幼児や高齢者、呼吸器系や循環器系の疾患のある方は外出を控えるなど、健康管理には十分御留意ください。ーーーーということです。この天気、まだ2、3日は続きそうです。それでは皆さんよい週末を。(週刊NY生活発行人兼CEO、三浦良一)