ベネフィット・ディナー開催
日米ソーシャルサービス (JASSI、望月良子理事長)は10月2日、イエールクラブで創立45周年記念ベネフィット・ディナーを開催した。当日は137人が参加した。
JASSIは1981年に創立以来福祉サービスを無償で提供しているニューヨーク州の非営利団体。日常生活をする上で直面する問題から、言語、文化および制度の違いによって生じる複雑な問題まで、支援を必要とする人たちの生活の向上を図ることをミッションに専門教育・訓練を受けた日英バイリンガルスタッフが、守秘義務を守って相談に応じており年間支援者数は2026年度1406人に上った。
JASSIに支援を求めアンケートに回答した77%の人が低所得から中所得世帯に属し、8割(高齢者は94%)が日本語で支援を必要としている。JASSIに登録している460人のうち、50%以上が一人暮らしだ。シニアの支援者数は2023年と比べて77%増加しており、今後も早いスピードで増加すると予想される。1970年代前後に来米した世代がそろそろ90歳台になっている。このような事情から、JASSIは創立以来すべてのサービスを無料で提供している。主な活動資金は、政府助成金や財団基金、企業や個人からの寄付金に頼っている。
会場ではJASSIのサポートによって公的社会福祉のサービスを受けられるようになった人や行方不明になっていた妹を探すことができた人からの「JASSIは闇夜を照らす灯台のようだ」との感謝のビデオメッセージが紹介された。
今年のアワードは、JASSIがテナントとして入居している非営利福祉団体ハミルトン・マジソンハウス(イザベラ・チン代表)に贈られ、望月理事長からシンシア・ファン・マネージング・エクゼクティブ・ディレクター=写真(右)=に記念の盾が渡された。
45周年式典ではニューヨーク総領事の片平聡大使が祝辞を述べ、先ごろ公邸で望月理事長に授与した在外公館長表彰を再度会場で文面を読み上げて来場者の前で披露した。望月理事長は「JASSIのコアであるホットラインを何がなんで続けて行かなくてはならないし、それを次世代に繋げて共有して存続させなくてはならない」と述べた。
当日は企業や個人から寄付された絵画などのギフト商品が会場に並べられ、ベネフィットサイレントオークションが行われた。お目当ての出展品を巡って競り合う光景も見られ盛況だった。エンターテイメントはバイオリニストの徳永恵子、愛子・ハイディ・ディロン、チェロのジュリア・リーが演奏、総合司会は合田沙おり。

