幾何学模様のデザイン
越前漆器を製造販売する山久漆工の山本泰三社長が14日、6月に開館したニューヨークの日本クラブを訪れ、同社が手がけた「漆ウォールパネル」を寄贈した。作品は、五番街の中心に移転したばかりの日本クラブ5階ギャラリーのエレベーターフロアの壁に設置された。
幾何学模様の格子を組み合わせたモダンな作品は、造形作家の鈴木尚和氏によるデザインで、山本社長によると「世界の中心であるニューヨークのしかも五番街の最も華やかな場所で、日本の伝統工芸である漆をモダンなライフスタイルの生活様式の一環として提案できて嬉しい。漆工芸をグローバルアートとして展開していくための大きな一歩になった」と話した。
1930年に創業し、今年で96年の歴史を持つ同社三代目の社長の山本氏は、日本の食卓を彩る同社の箸が日本の通信販売ランキングで常にベストセラーとなっているほか、今年は同社の漆カバーを使ったカシオ計算機が爆発的にヒットするなど勢いを見せている。
(写真上)5階エレベーターホールに設置された作品の前に立つ山本社長(左)と前田正明日本クラブ事務局長

