ギャラリーマックスで5日から
広島市在住のアーティスト、大上力夫(おおうえ・りきお)の個展「SILENT VIOLENCE」が5月5日(火)から16日(土)までソーホーのギャラリーマックス・ニューヨーク(ブロードウエー552番地4階/401号・ドアブサー9番。電話212・925・7017)で開催される。大上は1980年代から個展・グループ展で活発に作品を発表し、公募展においても数々の受賞を果たしている。個展はおもに東京、広島で開催。海外ではソウル、ハンブルグを経て、ニューヨークでの個展は今回が初となる会場には50号9点・40号5点を含む合計25点が展示される。
大上は高校時代に画家を志したものの、父親の反対により美術学校への進学を断念。その後は独学で美術を学び、初期の段階でイヴ・クラインの「青」に強い衝撃を受け、自ら独自の色彩を生み出すことを決意する。以来、大上にとって色彩は創作活動の核心にあり、色彩へのアプローチは一貫して変わることがない。今に至る静寂にして独創的な世界観を構築することができたのは、むしろアカデミックな訓練を受けなかったからともいえる。
今回展示のシリーズについて大上は「デフォルメされた女性や子供、叫びをあげる顔、窪んだ瞳、しがみつく動物といったモチーフを用い、私独自の色彩を巧みに操ることで、日常に潜むバイオレンスへの怒り、恐怖、不安、そして絶望といった感情を表現しています。絵画による表現の限界を感じ、制作に疲れたようなときであっても、私は絵画が持つ力、そして色彩が宿す力を信じ、創作を続けています。」と語る。オープニングレセプションは6日(水)午後6時から8時。入場無料。開廊時間は火曜から土曜の午後12時から6時。問い合わせはhttps://artspheres.org/contact/

