大勢のニューヨーカーが日本文化体験
ブルックリンにある日本文化発信のための複合商業施設「ジャパンビレッジ」で、8月23日、日本の夏の風物詩である夏祭りの文化をニューヨーカーに紹介する「第5回ジャパンビレッジ夏祭り」が開催された。今年は、昨年に続き「日本の地方都市文化の紹介」をテーマに、黒石市(青森県)、山口市(山口県)、盛岡市(岩手県)などの地方自治体が参加し、郷土芸能の披露や観光案内を行い各市の魅力をニューヨークで紹介した。
(写真上)ニューヨーカーと踊る高樋市長

黒石市は、高樋憲市長や黒石の伝統芸能を伝える団体「千葉勝弘社中」の一行がこのイベントのために訪れ特別ゲストとして参加。高樋市長自ら直接ニューヨーカーに黒石の魅力をアピールした。また、千葉勝弘社中から、津軽三味線の野呂淳一さん、第51代青森県手踊り名人の位山本祐華さんら4人が出演し、「津軽あいや節」「津軽三下り」などの津軽民謡と手踊りを披露した。また、ニューヨークで日本舞踊を研究し実践している団体「民舞座」(主宰:ケビン鈴木)と「津軽じょんから節」の共演も行った。そして、地元で古くから伝わる有名な盆踊り「黒石よされ」のダンスコンテストを開催。大勢の参加者の中からブルックリン在住のハンナ・ヒラヤマさんが優勝した。ハンナさんは、コンテストの前に動画配信サイトでよされの踊りを予習してきたとのこと。その練習の成果を発揮し見事に優勝。賞品としてニューヨークー日本間の往復航空券、東京ー青森間の新幹線チケット、そして板留温泉の宿泊券が進呈された。最後にはフィナーレで来場者がステージに上がり高樋市長らを交えてみんなで黒石よされを踊った。黒石の伝統文化をニューヨーカーに直に体験してもらう良い機会となった。
そのほかに、盛岡市は今年で3回目となる「ニューヨークわんこそば大会」を開催し、同市の名物行事をアピール。今年も大変な盛り上がりを見せ、ブルックリン在住のアレクシス・オルシニ・ゴンザレスさんが1分間で29杯を完食し優勝。また、昨年度、クイズ大会で盛り上がった山口市は、同市の伝統的な祭りの踊り「大内の殿様」のダンスコンテストを行いニューヨーカーと交流。マンハッタン在住のヘレン・カスティロさんが優勝した。アレクシスさんとヘレンさんには日本行き航空券などの賞品が贈呈された。

イベントが開催されたジャパンビレッジの中庭には、地方自治体の観光案内を行うブース、青森のりんご製品の試食、地酒の試飲と販売などが出店したほか、綿あめ、かき氷、おめん販売、ヨーヨー釣りなどのお祭り屋台も数多く出店。加えて、日本野菜の種を米国で販売展開するトキタ種苗や鈴木ファームも出店し、畑から採れたての鈴木ファームの日本の夏野菜が好評だった。
ジャパンビレッジ夏祭りは、日本の地方都市文化とニューヨーカーを繋ぐ体験型の国際交流イベントとして来年度も8月末に開催する予定だ。
(写真・柏原雅弘)

