福岡県がNYで商談会 日本酒や特産品をPR

 日本国内の県産農林水産物の更なる輸出拡大を図るため、福岡県の特産品および日本酒、焼酎をPRする商談会が8日、マンハッタン・ミッドタウンの特設イベント会場で開催された。

 当日は、福岡県から12銘柄の酒と食文化の魅力を伝える特産品が展示され、ニューヨークのレストラン、リカーストア、飲食業関係者に紹介した。会場は80人近い来場者で賑わった。参加企業は西吉田酒造株式会社、池亀酒造株式会社、株式会社山口酒造場、株式会社みいの寿、株式会社高橋商店、食品・飲料は八女茶、福岡有明のり、明太子(かねふく)。

 会場では酒のほか、発祥から600年の歴史を持つ八女茶、全国トップクラスの生産量を誇る福岡有明のり、300年続く庄分酢、伝統工芸品の福岡花ござ、掛川織なども会場で披露した。福岡県農林水産部の森丈倫輸出第一係長は「福岡県内には60を超える酒蔵があり、日本有数の酒処となっています。お酒を楽しんで手にとって皆様の店舗での扱いをご検討ください」と挨拶した=写真右=。

 主催したCANVAS キャンバス・クリエーティブ・グループの釣島健太郎社長は「福岡は食文化が豊かな土地で、玄界灘の豊富な魚やお酒もレベルが高い。ラーメン、八女茶、明太子いろんなものが混ざっているユニークな県。今後もニューヨークでアピールして行きたい」と話す。翌日には市内レストランで飲食店経営者やメディア、インフルエンサーを招いたペアリング試食会も開催した。