編集後記 10月12日号

■【編集後記】
みなさん、こんにちは。世界中の都市の情報を提供するタイムアウト誌は9月、世界で最もクールな(かっこいい)街ランキングを発表しました。同誌は、2019年度タイムアウト指数調査の一環として、世界各地の都市生活者2万7000人以上を対象に、物価や文化、芸術、飲食などの魅力のほかに、地元は上昇傾向にあると感じるか、などを問うアンケート調査を行った結果の総合ランキング上位10位は次の通り。1位リスボン、2位はなんと日本の下北沢、3位にラゴスのオニカン、4位ベルリンのウェディング、5位ロサンゼルスのヒストリック・フィリピーノ・タウン、6位オーストラリア、ホバートのザ・ウォーターフロント、7位パリのストラスブール・サン・ドニ、8位にニューヨーク、クイーンズ区のアストリア、9位マドリッドのエンバハドール、10位シカゴのピルゼンだそうです。今週号の1面で記事掲載しています。
2位の下北沢について「東京の中のブルックリン。新宿や渋谷ほど商業的ではないが、ヒップなヴァイブやアングラの反体制文化に満ちている」と伝えています。また8位のアストリアについては「多様性と芸術、エネルギーに満ちている」と評価しています。アストリアは日本人も多く住むエリア。確かにクリエーターたちが多いです。地下鉄でマンハッタン中心部に1本。家賃はマンハッタンよりははるかにリーズナブル。しかしいきなり世界8位とは、ニューヨーカーもびっくりなのでは? 家賃がブルックリンのように高くなっていかなけれが良いのですが。まだ土地も余ってるので、これから10年でひょっとしたら最も発展する地域かもしれませんね。それでは、みなさんよい週末を。(「週刊NY生活」発行人兼CEO三浦良一)