富士フイルムがプリント写真展

グランドセントラル駅で1万3,600点以上展示

「人の想いをつなぐ力ある」

富士フイルム・ノース・アメリカ 杉山健社長

写真を撮る喜び、プリントして飾る楽しさ、写真で残す大切さを発信する「富士フイルム・プリント・ライフ写真展」が17日から20日までの4日間、グランドセントラル駅構内バンダービルドホールで開催された。 通常の写真展とは異なり、富士フイルムのウェブサイトを通じて全米から一般応募のあった1万3600点以上の作品をほぼすべて展示した。また、会場には即時プリントサービスコーナーを設置し、写真をプリントする楽しさをその場で体験でき、大勢のニューヨーカーたちが詰めかけた。特に若者たちは、プリントをするということの体験そのものが新鮮に映ったようで大喜びだった。 富士フイルム・ノース・アメリカの杉山健社長は「写真には、撮る喜び、それを共有する楽しさ以外に写真を残し、飾り、そして贈るという価値がある」と語る。写真発祥の国、フランス駐在から北米統括として赴任した杉山社長ならではの思いがこの参加型写真展に込められている。同展は2006年から日本でスタートし、今年はドイツ、マレーシア、カナダなどで開催される予定だ。(三浦)