アンティゴネを上演

Photo © Christophe Raynaud de Lage

25日から10月6日まで

 国際交流基金はフランスにおける「ジャポニスム 2018」に続き、今年3月から12月まで米国における日本文化・芸術紹介事業「ジャパン2019」を推進している。ニューヨークでは25日(水)から10月6日(日)まで、パークアベニュー・アーモリー(パーク街643番地、67丁目)で演劇の祭典・17年アビニョン演劇祭でアジア圏の劇団初のオープニング作品として話題となった宮城聰演出「アンティゴネ」を上演する。(主催::国際交流基金、パークアベニュー・アーモリー、SPAC-静岡県舞台芸術センター)
 会場は巨大なドーム状の屋根に覆われたアーチ型の高い天井と約5100平方メートルの広さがあり、フランス・法王庁での上演とほぼ同じ規模の舞台装置が実現。独創的な空間設計と人を敵と味方に区別しない王女アンティゴネの思想に日本人の死生観を重ねた演出。出演は静岡県舞台芸術センターの劇団SPAC。ソポクレス作、構成・演出はSPAC芸術総監督の宮城聰。日本語、英語字幕。
 入場料は35ドル〜。チケットは電話212・933・5812、またはオンラインから購入できる。詳細はウェブサイトwww.armoryonpark.org/を参照。