参院選在外選挙 7月4日から公館投票実施

 第27回参議院選挙の日程が「7月3日公示、20日投開票」で閣議決定されたことを受け、ニューヨーク日本総領事館は24日、在外公館投票を7月4日(金)から13日(日)まで10日間実施すると発表した。7月4日は米国の独立記念日で祝日だが、在外公館投票は平日・週末・祝日共に関係なく行われる。投票に必要はものは在外選挙人証、パスポート等の写真付き身分証明書(例・米国の自動車運転免許証など)。投票時間は、午前9時30分から午後5時まで。投票のための予約手続きはいらない。日本の投票日となる20日までに全世界の在外公館で投票された票が日本全国の選挙管理員会に届けられる。

 今回の参院選では、総議席248の半数124議席と東京で出た欠員1人を加えた125議席が選挙対象となる。選挙区の総数は日本全国で45。このうち、鳥取と島根、徳島と高知が合区となる。1人区は32。選挙区は75あり、立候補予定者は311人となっている。比例区は50で立候補予定は137人。立候補予定は選挙区・比例代表合わせて計448人で前回の参院選比97人減。今回の参院選の争点は、日本国内における物価高対策、企業・団体献金、選択的夫婦別姓、少子化対策、社会保障制度など。海外から投票する方法は、「在外公館投票」のほかに「郵便等投票」がある。ニューヨーク日本総領事館は、郵便投票をする予定の有権者に対して、登録先の市区町村選挙管理委員会に投票用紙を、早めに請求するよう呼びかけている。詳細はhttps://www.ny.us.emb-japan.go.jp/files/100865398.pdf