野外彫刻の庭 ロックフェラーセンター

 ロックフェラーセンターは現在、世界各国のアーティスト14人が制作した20体の作品を敷地内の各所で展示している。同野外展示「フリーズ・スカルプチャー・アット・ロックフェラー・センター」は、毎年5月初旬にランドルズ島で開催される芸術祭「フリーズ・アート・フェア」の協賛で、クイーンズのノグチ美術館のブレット・リットマン館長がキュレーターを務めた。
 広場でまず目を引くのは著名なスペイン人彫刻家ジャウメ・プレンサの女性が両手で目を覆っている巨大な白い彫刻。スケート場を囲う旗棒にはイブラヒム・マハマが手掛けた古びた黄麻布のバナーが掲げられ、ブラジル人芸術家のパウロ・ナザレスはローザ・パークスや1968年のメキシコシティー五輪の男子200m走競技で金メダルを獲得したトミー・スミスを含む4人のアフリカ系米国人の公民権運動活動家のシルエットのパネルを展示している。展示は6月28日(金)まで。